校長挨拶
 
令和8年度 新年度のごあいさつ
 
                              埼玉県立所沢高等学校 校長 井上 輝也
    
 
 校庭の木々が瑞々しい若葉を広げ、生命の躍動を感じさせる季節となりました。
保護者の皆さま、地域の皆さまにおかれましては、日頃より本校の教育活動に対し、深いご理解と温かいご支援を賜り心より御礼申し上げます。

 本年度も、伝統ある所沢高等学校の校長として、生徒たちとともに歩めることを大きな喜びと感じております。新入生を迎え、活気に満ちた校内の様子に触れながら、改めてその責任の重さに身の引き締まる思いです。

 現代社会は、AI(人工知能)の進展やグローバル化の加速により、かつてない速さで変化しています。生徒たちが社会に出る頃には、今とは大きく異なる世界が広がっていることでしょう。このような予測困難な時代において求められるのは、単なる知識の習得にとどまらず、自ら問いを立て、他者と協働しながら共通解を導き出す力であると考えています。

 テストの点数だけでは測ることのできない粘り強さや知的好奇心、そして失敗を恐れず挑戦する姿勢。これらは、生徒一人ひとりが自分らしく生きていくための確かな土台となるものです。本校では、日々の授業や学校行事、何気ない日常の交流のすべてを学びの機会と捉え、こうした力を着実に育んでまいります。また、教育は学校だけで完結するものではありません。家庭が「安心の拠点」、学校が「学びと交流の拠点」、そして地域が「社会とつながる実践の拠点」として、それぞれが役割を担い、連携していくことが不可欠です。

 保護者の皆さまには、お子様の小さな成長や変化に目を向けていただき、その一歩一歩を共に喜び、温かく励ましていただければと思います。そのまなざしこそが、生徒たちにとって大きな力となります。地域の皆さまにおかれましても、日々の挨拶や地域での活動を通して見える生徒たちの姿を温かく見守っていただき、「この地域の一員である」という意識と誇りを育んでいただければと願っております。

 校長室の窓から見える、生き生きと活動する生徒たちの姿は、無限の可能性を感じさせてくれます。その可能性をいかに伸ばしていくかは、学校・家庭・地域が同じ方向を向き、支え合う中にこそあると信じています。生徒保護者には「最高の高校生活だった。」地域の方々には「この地域に所高があってよかった」と、そう感じていただける学校づくりを目指し、教職員一同、誠心誠意取り組んでまいります。

 本年度も変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年度のご挨拶といたします。

  
令和8年4月1日