2024年5月の記事一覧
日曜地学ハイキングに参加しました
こんにちは。地学部です。今年度は3人の1年生が入ってきました。その1年生の新入生歓迎会もかねて、4月21日に行われた日曜地学ハイキングに参加しました。
今回は入間川を飯能大橋付近から上流に向かって地層観察をしました。地層を構成している岩石の種類を確認することで、かつてこの地で何が起きたのかを考えることができました。
下の写真の白い土の部分は矢颪テフラという約250年前の火山灰層です。なんと、この層は宇宙からも白く見えます。飯能は山地と平野の間にあたりますが、この地層は関東平野の土台となっているものの1つだそうです。この層は入間川が洪水するたびに水によって削られていて、あと数十年たったらこの層が消えてしまいます。今のうちに見ておきましょう。
この写真に写っている岩石は枕状溶岩といいます。この岩石は山地を作っている地層の中に挟まれています。今から2億5000万年ほど前の海底火山活動によってマグマが噴出したときにできたものです。外側は火山岩のように結晶が小さく、内側は深成岩のように結晶が大きく育つという特徴があります。