2025年6月の記事一覧
世界への扉を開いた若き冒険者・世界大会準優勝
昼休み、校長室に飛び込んできた2年生の男子生徒の報告は、まさに胸躍る冒険の始まりを告げるかのようでした。彼は、First Lego League にチームの一員として参加し、なんと全国で5位という輝かしい成績を収め、その結果、アメリカはマサチューセッツ州にあるあのマサチューセッツ工科大学(MIT)で開催される世界大会への出場権を獲得したのです!
レゴが繋ぐ世界貢献の夢
彼の話によると、First Lego Leagueは単なるレゴブロック遊びではありません。ブロックを組み立て、電気部品を組み込み、**「ロボットとして世界環境にどう貢献できるか」**を競い合う壮大な大会なのだそうです。実際にロボットを動かしたり、赤潮問題についてプレゼンテーションをしたりと、世界の子供たちと知恵と技術を競い合ったとのこと。
苦難を乗り越え掴んだ栄光
大会では、ロボットが思うように動かない時もあり、調整には大変な苦労があったと言います。しかし、ロボットが得意な生徒、プログラミングが得意な生徒、それぞれが協力し合えたことが、大きな勝因だったと彼は語りました。チームワークが、困難を乗り越える最大の力となったのでしょう。
国境を越える交流の喜び
大会会場には移動式遊園地があったり、サンドイッチパーティが開催されたりと、競技以外の楽しみも盛りだくさんだったようです。彼はそこで、けん玉やレゴで作ったゲームで海外の人々と交流を深めたとのこと。技術だけでなく、日本の文化や遊びを通して世界と繋がれた経験は、彼にとってかけがえのない財産になったに違いありません。
成功の鍵は「英語」と「自信」
世界大会で準優勝という快挙を成し遂げた彼と彼のチームからは、いくつかの大切なフィードバックがありました。それは、**「やっぱり英語は必要だ」ということ。そして、「プレゼンテーションが自信に満ちていたことが勝因だ」という言葉でした。そして何よりも、「チームのメンバーに感謝したい」**と語る彼の言葉からは、共に困難を乗り越えた仲間への深い絆が感じられました。
本校から、そしてこの国から、世界を舞台に目を輝かせ、冒険を楽しんでいる生徒がいること。校長として、これほど嬉しいことはありません。彼の経験は、まさに現代の「冒険者の日記」として、多くの生徒に勇気と刺激を与えてくれることでしょう。
体育祭の絆、朝の挨拶へ
おはようございます。
昇降口付近から聞こえてくる体育祭の連合団長たちの元気な挨拶の声に、清々しい朝を迎えています。体育祭が終了して3週間が経とうとしているにもかかわらず、9つの連合の団長たちが自主的に朝の挨拶運動を行っているとのこと、大変素晴らしい取り組みですね。
これは、体育祭前に朝練習で培った団結力と、目標に向かって努力する気持ちを忘れず、日々の生活にも活かしてほしいという団長たちの願いから始まったと伺いました。自分たちに何ができるかを真剣に話し合い、行動に移した団長たちの自律的な姿勢には感銘を受けます。
その結果、特別な事情がない限り遅刻者は見られず、始業時には学校全体が静まり返っているという状況は、彼らの活動の大きな成果と言えるでしょう。団長たちだけでなく、他の生徒たちにとっても、この挨拶運動が気持ちの良い一日の始まりとなり、学校全体に活気をもたらしていることを感じます。
生徒たちが自ら考え、行動することで、学校全体の雰囲気をより良くしようとするこの素晴らしい取り組みが、今後も継続していくことを願っています。
心からエール
本校の卒業生である6名の教育実習生の皆さん、3週間にわたる教育実習、本当にお疲れ様でした。母校の教壇に立ち、後輩たちの前に立ったこの3週間は、皆さんにとってどのような時間だったでしょうか。
これまで懸命に積み上げてきた知識を、目の前の生徒たちに伝える「経験」へと変えていく。その難しさと、そして何物にも代えがたい喜びに満ちた日々であったことと思います。中には、思うように進まなかった授業もあったことでしょう。悩み、葛藤し、自分の無力さを感じた瞬間もあったかもしれません。授業の後に、人知れず涙を流した先生もいたと聞いています。
しかし、覚えておいてください。皆さんが「うまくいかなかった」と悩み抜いた授業ほど、実は生徒たちの心には深く刻まれ、「分かりやすかった」「先生の熱意が伝わった」と感じる授業になっていることが往々にしてあるのです。その涙は、皆さんが真摯に生徒一人ひとりと向き合った、何よりの証です。
この3週間で得た喜びも、悔しさも、そして流した涙も、すべてが皆さんの未来を照らす貴重な糧となります。
いつかまた教壇に立った時、この3週間の経験を胸に一つ大きく成長した素晴らしい教員となっていることを心から期待しています。
未来への大きな一歩を踏み出した皆さんに、心からのエールを送ります。本当にお疲れ様でした。
フランスからの友人へ
六月の声を聞き、紫陽花が雨に濡れる季節となりました。遠いフランスのリヨンから、高校生がやって来ました。オンブローザ高校の短期留学生です。まだあどけなさの残る顔で、異国の土を踏んだ彼女の目に、この国の空はどう映っているのでしょうか。
2学年の教室に迎え入れられ、3週間という、瞬く間に過ぎていくであろう日々が始まりました。言葉も、生まれた場所も違う。それでも、若さというものは不思議なもので、そんな些細な垣根など、あっという間に取り払ってしまう力を持っているはずです。
遠い異国で過ごす時間は、楽しいことばかりではないでしょう。慣れぬ習慣に戸惑い、思うように言葉が通じず、故郷の空を想う夜もあるかもしれない。だが、それもまたいいと思う。すべてをひっくるめて、この国の肌触りを、匂いを、そして人の温かさを心に刻んで帰っていただきたい。人間というものは、そうやって少しずつ大きくなっていくものだと思う。所高生も留学生も最高の日々を送ってほしい。健闘を祈る!