2024年7月の記事一覧
2024/7/30(火) 連日の猛暑・熱中症に注意!
報道によると、きのう7月29日(月)は県内で今年一番の暑さになったそうで、熊谷で40.0℃を記録したとのことです。ちなみに、きのう・所沢でのアメダスの60分観測値は12時に36.8℃ということです。
部活動も朝のうちに活動するなどの工夫をしていますが、この猛暑もしばらく続く模様です。冷房をかけていても熱中症の危険があるとも聞きます。水分補給に適度な休憩をこころがけ、体調管理につとめましょう。
2024/7/26(金) 所沢高校オープンスクールにご来校いただきありがとうございました
きょう7月26日(金)は、所沢高校オープンスクールを行っております。たくさんの中学生と保護者の方々がお見えになり、ふだんの授業日のように活気にあふれています。生徒も多数参加しております。所高ではやらせや仕込みはありませんので、生徒からズバリ本音を聞いていただくと、所高を身近に感じていただけるものと思います。
写真は体験授業、体験部活動のようすです。数学、生物、百人一首、地理など多彩な授業体験をしていただきました。せっかくお申込みいただきながら抽せんにもれてしまった方、申し訳ございません。また、体験部活動にも所高生といっしょに活動していただきました。さらに、有志生徒による個別面談が盛況です。もちろん先生方による個別相談も並行して実施中です。
お暑い中、中学生と保護者のみなさま、所沢高校にお出かけいただき、ありがとうございました。
2024/7/25(木) 「あるまじき行為をしてしまった」という議員
報道によると、宮城県の町議会で、本会議中「ツムツム」ゲームをしていた議員があり、社会科授業で議場見学に来ていた児童の感想文から発覚、この議員は7月24日(水)に辞任したとのこと。
きょう25日付け讀賣新聞の記事によると「『議員としてあるまじき行為をしてしまったことを深くお詫びする』と語った」とあります。私もテレビニュースで見ましたが、この人は確かにこう言ったと思います。
ことの次第は措くとして「行為をしてしまった」という部分が気になります。文法書には「てしまった」(話しことばだと「~ちゃった・~じゃった」になることがある)は、「無意志動詞+てしまう」のときは後悔や残念の意味になりやすい、とあります。「電車に忘れ物をしてしまった(しちゃった)」という場合は、忘れ物をしたくてする人はいないでしょうから「忘れ物をして残念/後悔」という意味だと分かります。
この議員の場合はどうなのでしょうか? 「あるまじき行為をしてしまった」ことが「本会議中にツムツムをする」ことだとすれば「~てしまった」を使うことには違和感があります。
これに似たことは学校でもあって、たとえば「(友達とふざけていて)ガラスを割ってしまいました」には、「割ろうと思って割ったのではない」もっと言うと「不可抗力だった」「自分は悪くない」と思っているというニュアンスが付きまといます。(ちなみに「(ガラスが)割れてしまいました」と受け身の形にするとさらに色濃く「自分は悪くない」オーラが出てきます。)
この議員の場合、ツムツムは明らかに意志をもってしたことのはずですから「議員としてあるまじき行為をしました」と潔く認めることば遣いをすべきだったと思うのです。
2024/7/24(水) 狭山市高等学校説明会にご出席いただきありがとうございました。
7月24日(水)狭山市教育委員会・狭山市PTA連合会の共催による狭山市高等学校説明会が行なわれました。私からも説明をさせていただきました。多くの中学生や保護者の方のご出席をいただき、ありがとうございます。
今週、7月26日(金)には所沢高校オープンスクールを予定しております。多くのみなさまのご出席をお待ちしております。
(きょうお昼ごろ、激しい雷雨となりました。少し暑さが和らいだ気がしますが、不安定な天気と暑さは続くようです。熱中症に警戒し、適度な休憩と水分補給などを心がけましょう。)
2024/7/23(火) きょうは「日本最高気温の日」熱中症に注意!
きょう7月23日は「日本最高気温の日」です。2018(平成30)年のこの日、熊谷市で最高気温41.1℃を記録。当時、気象庁の会見でこの暑さを「命の危険」「ひとつの災害(級)」と説明し、年末の「新語・流行語大賞」にも選ばれるほど話題となったのでした。熊谷にある八木橋百貨店頭の「あついぞ熊谷」の大温度計が有名になり、毎年県内での夏の話題になっています。
本日見た気象庁ホームページに、最高気温 (各地点の観測史上1位の値)ランキングという表があり、この日の熊谷市の最高気温は2020年8月の静岡県浜松市とともに1位だそうです。ちなみに、きょうの所沢でのアメダスの60分観測値は15時に36.0℃ということです。
補習・部活動などさまざまな活動で登校している生徒がいますが、熱中症と思われる報告も聞きます。水分補給に適度な休憩をこころがけ、体調管理につとめましょう。
7月26日(金)は本校のオープンスクールが予定されております。中学生のみなさまのお越しをお待ちしております。
2024/7/22(月)きょうは「大暑(たいしょ)」
中高生が夏休みに入ったせいか、けさはいつも乗車する電車もかなりすいていました。所沢駅から学校に向かうと百日紅(さるすべり)が美しい花を咲かせています。
この欄で時々話題にする「二十四節気(にじゅうしせっき)」ですが、春夏秋冬の一年間を24に分け、それぞれに季節を表す言葉がつけられています。二十四節気の12番目が「大暑」で、きょう(7月22日)がその大暑にあたります。夏の暑さ真っ盛りの時期ということになります。所沢でのアメダスの60分観測値はきのう(21日)13時には35.1℃ということです。今日も暑くなります。水分補給に適度な休憩をこころがけ、体調管理につとめましょう。
7月26日(金)は本校のオープンスクールが予定されております。中学生のみなさまのお越しをお待ちしております。
2024/7/19(金)1学期終始業式での校長あいさつ「ことばは独り歩きする」
おはようございます。この時期は暑いので、終業式を教室での実施としました。一堂に会して行うのがよいのですが、まずはみなさんの健康第一。きのう(7月18日)梅雨もあけたとのことでしたが、この先もさらに暑さは続くと思われますから、水分補給や栄養、体調の変化に気をつけて乗り切ってください。
パリオリンピックの開幕まで1週間となりました。地元所沢出身の選手の活躍も期待したいと思います。所沢市の狭山ヶ丘中学校出身で陸上男子400メートルに出場する佐藤拳太郎選手は、東京大会に続き二度目の出場です。昨年日本記録を32年ぶりに更新した、期待の大きい選手です。
きょうは「ことばは独り歩きする」という話をします。
日本語は主語や目的語を省いても文が成立します。何について話しているかをお互いに共有していれば、多くを語らず意思を通じることができます。会話を成り立たせるためには、知識やお互いの信頼など、ことばを発する前提条件を聞き手と共有していることが重要です。
ですが、よく知っている人であっても考えが自分と異なることや、その人にとっての常識が自分と異なることを見落としてしまうことがあります。前提条件の違いに加えて、語彙の隔たりという要素も大きいです。語彙の少ない人は、わからないことばに出会ったとき、意味を自己流に解釈することが多い、と思います。
「9時20分前に集合」と言った場合、9時の20分前、8時40分に集合のつもりで話しているのに、聞いた人は9時20分の前、9時18分か19分のことだと受け取っているかもしれません。「10時くらいに来てくれればいいですよ」と言われたとき、何時何分から何時何分までが「10時ぐらい」に入ると思うか、近くの席の人と話してみてください。
同じ空間を共有して、リアル/対面で話をするのであれば、表情や身振りからも情報が伝わりますし、相手の表情を見て伝わってなさそうだと感じれば、補足もできます。聞く側からも「意味が分からない」「それは違うのではないか」感を出すこともできます。
加えて、メールやSNSでは同じ空間にいるのではありません。ことばを発する前提条件が成り立たないことが多いのです。さらに文字だけのやりとりです。
A子、「明日、カラオケに行こうよ!」
B子、「私も行きたい!」
C子、「何で来るの?」
「どういう方法で(自転車で? 歩きで?)来るの?」と交通手段を確認するつもりが「B子に来てほしくない」というメッセージだと受け取られてしまうかもしれません。
ことばは、文字になった瞬間、フォーマルに見える特性があります。美しくデザインされたフォントで表示されると、あたかも考え抜いて書かれたように見えてしまうのです。
本や新聞・雑誌などの場合には、編集者や校正者がいて、読者に誤解されることなく伝わるかが検討されます。学校でも、外部向けの文書などは起案というプロセスがあります。書かれた文章には勘違いもあれば、誤解もあります。学校でも文章をチェックするとき、記憶や感覚をあてにしないで、辞書や資料を調べたり、文章を読み直すようにします。それでも気がつかず、間違ったまま配布してしまうことがあります。その作業抜きに口から出たことば、その作業抜きに書かれた文章であったとしたら…。
こんな例はいかがでしょう。
「一緒にお茶でもいかがですか?」に対して「いいよ」「大丈夫」と答えがあったとしたら、これは「OK、一緒にお茶を飲もう」なのでしょうか、「ノーサンキュー」なのでしょうか。
「○○を探してなかった」は、「探したが、見つからなかった」のでしょうか、「探すのを忘れた、探していない」のでしょうか。
「ひどいと思わない」は「いっしょに『ひどい』と思ってほしい」のでしょうか。「『ひどい』を否定『ひどくない』」と言っているのでしょうか。
話しことばも書きことばも、口にした瞬間、文字にした瞬間にどんどん自分から離れ独り歩きを始めます。それまでの人間関係や背景、発言の意図などを推測され、想像すらしなかったいろいろな意味や要素をまといながらです。(選挙に向けた演説などわかりやすい例はいくつもあります。)
知識やお互いの信頼など、ことばを発する前提条件を聞き手と共有することが必要だと言いましたが、じつは共有知識も信頼もないのに、話し手が聞き手に信頼されている、前提条件を共有していると思いこんでいるだけということもあります。
相手が自分と同じように考えているとは限らない、と意識する必要があります。自分と他の人との頭の中では、同じことばであっても、指し示す中身が同じはずはないと思えば、選ぶことばも自ずと慎重になるはずです。
夏休み、文化祭の準備や部活動などもあるでしょうが、普段の学校生活ではむずかしいことにも積極的にトライし、8月30日にはひとまわり成長した姿を見せてください。
2024/7/18(木)「拝啓 三伏の候…」
きょうは芸術鑑賞会ですが、校長は学校で「留守番」です。
ある校長先生から「三伏(さんぷく)の候」という時候のあいさつを教えていただきました。
この時期「暑中お見舞い申し上げます」が定番ですが、かつては「三伏の候」と書くものだったそうです。
古代中国から伝わる「陰陽五行説」という考え方があります。「この世のすべては『陰』『陽』の二つに分けられる」「すべてのものは『木』『火』『土』『金』『水』の五つの元素に分けられる」という考え方で、これらの動きを観察し、天変地異や吉凶などを告げたのがTVドラマでおなじみになった安倍晴明などの人です。
「三伏」は、夏至以降の三回の「庚(かのえ=火の兄)」にあたる日です。夏の(→火の)勢いが盛んで秋(→金)を溶かし降伏させるという、酷暑の時期を指します。この日に旅立ちや新しいことを始めるのはよくない日とされます。
この時期、生徒のみなさんも身体が悲鳴を上げているのではないでしょうか。くれぐれもご自愛くださいますように。
2023/7/16(火) 所沢市内中・高校長連絡協議会に出席してきました
所沢市内中・高校長連絡協議会に出席してきました。所沢市では、中学校長と県立各高校等の校長による協議会を行い、中学生の進路指導についての協力体制をとっています。
私からは全日制・定時制それぞれの学校生活、所沢市内から通学する生徒の割合、行事や進路指導の取り組みなどを説明しました。中学校の校長先生から、中学校での進路学習会のようす、進路希望の大まかな傾向、学力検査の得点開示などをうかがうなど、有意義な協議会となりました。
中学校ではこの時期に修学旅行が行われると聞いており、日程調整が難しいなかこのような協議会を行うことができてありがたく思っております。
生徒のみなさんには各高校を実際に訪ねていただき、将来の自分を託せる高校を選んでいただきたいと思います。
2024/7/11(木) 塾の先生方、ご来校ありがとうございました。
7月11日(木)塾の先生方を対象とした説明会を行いました。生徒のようすをぜひ見ていただきたいということで、初めて開催いたしました。お忙しいところ、多くの先生方のご出席をいただきました。本当にありがとうございます。「卒業生が勉強している様子を見てうれしく思った」などの感想をいただきました。
今後も土曜授業の公開をはじめ、オープンスクールなど中学生、保護者を対象とした説明会がございます。多くのみなさまのご出席をお待ちしております。
先生方、所沢高校においでいただき、ありがとうございました。