2025年3月の記事一覧
次の体育祭を「研(みがく)」次期リーダーたち
来年度の体育祭で、団長、副団長、役職リーダになりたいと希望する者たちの説明会が開催された。
次期体育祭実行委員会総務長からは、
リーダーを務める者に期待する姿とは何か、
体育祭のリーダーとしての苦しさ、
それでもみんなで歴代最高の体育祭を創りたいという思い
が参加者に投げかけられた。
来年度の体育祭のテーマは「研(みがく)」である。こういう組織のもと、こういう体育祭を創り上げるのだという「矜持」を軸に、「ブラッシュアップ」し、十人十色に研き上げられた体育祭にしたい。
◆ 体育祭バックアップ委員会の副総務長からひと言いただきました。
「研」皆さんはこの文字を見て何を想像するでしょうか。 人それぞれ想像するものは、違うでしょう。私たち、 体育祭バックアップ委員会では、2025年度の体育祭に向けて「 研」(みがく)のスローガンを掲げて突き進んでいます。 このスローガンには体育祭で所高生全員が活躍できる場を作れるよ うに、内容を研くこと、体実という組織を研くこと、 そして所高生を研き体育祭に向かっていくことという意味が込めら れています。この3つの中で注目するのは「所高生を研く」 というところです。ここで所高生が凡事徹底できなければ、 全ての行事が崩れていきます。 行事だからルールを守れるというのは甘い考えです。 普段からルールを守り、 規律のある生活を心がけることで行事をやる意味も生まれてくるの ではないでしょうか。
さて、このスローガンを掲げている今、 2025年度の体育祭は研けているのか。 このような壁にたくさんぶつかりながら活動をしています。 バックアップ委員会の始めは、 すべてが粗削りの状態で始まりました。 そして当日まで2か月と少しとなった今、 各自が何を研いていくのか、 どのように研くのかもがきながらも掴めてきたように思います。 2月13日、 3月17日には実施計画案の読み合わせと承認が各クラスで行われました 。今年度初の取り組みとして、2回に分けての読み合わせでした。 各クラス、 そして個人がどれだけ有意義な時間を過ごしたのでしょうか。 体育祭で団長や副団長、 連合リーダーになりたいと思っている人はもちろん、 そろそろ最高学年となる2年生は真剣に向き合ってくれたと信じて います。
また、同日3月17日には団長・副団長・ 連合リーダー希望者説明会を行いました。 総勢80人ほどが興味をもって参加をしてくれました。 体実からは、 生半可な気持ちではリーダーは務まらないという話をしました。 歴代最高の体育祭を創り上げるためには所高生の協力が必要不可欠 です。私たち体実は覚悟を持ってこの体育祭に臨んでいます。 その思いを超えられるくらいの連合があることでより高め合うこと ができると思います。私たち体実は連合を信じ、 連合は体実を信じる、 この信頼関係を築きながら歴代最高の体育祭を必ず創り上げます。
さて,スローガンは,「創」るにはじまり,「挑」むに発展し,「研」くでどんな体育祭になるのか大変楽しみです。さぁこい!体実2025
至高の卒業記念祭
さる3月8日(土),卒業式後に卒業記念祭が行われました。
所沢高校では,3年生を送る会あるいは予餞会とは全く異なる卒業記念祭が行われます。
この日のために卒業記念祭実行委員会(通称「卒実」)が昨年1学期から会議を重ね,2学期からは本格的な準備を開始しました。
卒業記念祭についてですが,体育館の装飾,卒業生代表の言葉,在校生代表の言葉などは3送
会でもあるでしょうが,この会のメインで最も時間を取ってあるのが,在校生に向けた3年生
各クラスの卒業メッセージ(卒メ)です。今年は「自由の継承」を軸に,会のテーマである「宇宙」を意識して行われました。
ただ卒実が毎年,頭を悩ませるのが,卒メの趣旨がなかなか3年生に理解してもらえないということです。単なるクラス発表では意味がないのです。この記念祭の核心部分の「継承」がなされないと,早晩,記念祭は3送会に衣替えしてしまうことでしょう。
ただ,所高では,卒実がそう考え,それに3年生が応じれば3送会になることは妨げられません。それは生徒自身がそうしたいなら伝統にこだわる必要はないからです。それが所高です。
しかし,卒業記念祭の趣旨を理解していて,そのうえで変えてゆく議論があり,自分たちで考えたうえでの進化でなければ,3送会に衣替えする意味はありません。卒実にはその点をよく理解しておいてほしいものです。
さて,卒実の委員たちにお話します。
みなさんは生徒会顧問から近年で最も具体的かつ高い要求をされていたと思います。それによく負けなかったと思います。その一端がわかる事例は,在校生代表の言葉を今年はカットしたことです。在校生代表の言葉はこれまで必須項目でした。伝統といってもよかったでしょう。それを在校生から応募者がありながら審査の結果「自由の継承」という観点から判断して取りやめたことは,たいへんな勇気がいったことでしょう。これは,卒実が自分たちの目標を十分に理解し,ぶれていなかったことの証拠です。この点は,顧問から時に厳しく時に優しく要求されていたことでした。力強い決断でした。
顧問からの高い要求はまだまだ続きます。それは所高三大行事の卒業記念祭は,入学を祝う会
とセットになっているからです。それが,他のふたつ,つまり体育祭・所高祭と決定的に異な
るところです。
この日の運営を通して課題もたくさん見つかりました。その修正は,入学を祝う会で果たさな
ければなりません。また,卒業記念祭で使ったものは,入学を祝う会では,バージョンアップ
させることが卒実としての矜持です。
最後に,卒実の皆さんは改めてつぎのふたつに注意してください。
① リハーサルは鏡に映るように本番そっくりに。本番と違うのは,プレッシャーがかかるか
どうかの一点だけです。だから本番通りにやらないと,本番で様々な問題が噴出してしま
うことになります。
② 後片付けと振り返り終了までが行事です。そこで初めて「終わった」と言えるのです。ゆ
めゆめ閉会の言葉で終わったと思ってはなりません。その心のゆるみが,意外な問題を誘
発します。現に2年生委員は今回それをいやというほど味わっているはずです。十分に心
得ておいてください。
まとめます。今年は至高の卒業記念祭であったことは間違いありません。ただ,それに甘んじることなく至高の入学を祝う会を創造してください。
卒実はじめ1・2年生のみんなの協力がなければ,それは絶対にかなうものではありません。所高生なら創れるはずです。楽しみにしています。
「リハーサルは鏡のようにそっくりに」
記念祭前日、午後からリハーサルが行われました。
昨日実施されたリハーサルを踏まえ、今日は通しリハーサルが行われました。
ところが、リハーサルの必要性は知っていても、それを本当に理解しているか否かが、図らずも露呈しました。
目先のことにだけ囚われ、リハーサル計画はあっても、知らず知らずのうちにそれをなぞることに注力してしまい、問題点を明らかにすることや具体的な流れを体感することが全く意識されていませんでした。
揃ったからなんとなく始める、という締まりのないスタートに嫌な予感がしました。
3年生の卒業メッセージ(今年度のテーマは「自由の継承」)のリハーサルが、無造作に3クラス進んでしまい、このままではリハーサルをわざわざ行った知見を本番に活かすことができないというような状況に陥っていました。
ここで、「リハーサルは鏡のようにそっくりに」という指摘が入りました。
リハーサルは、本番同様に緊張感をもって行うからこそ計画段階では気づけなかったことや机上イメージでは得られない具体的な流れとイメージをつかむことができるのです。
それをおざなりにして、リハーサル計画をこなすことを目的化してはなりません。
ここからもういちどリハーサルを本番同様にやり直しました。
真剣なリハーサルが続いていると何か問題があり、それがよほどのことであっても流れを止めにくいものですが、委員長が予定時間を大幅に上回っている3年生に対して、ストップをかけ、問題点を的確に指摘し、再考するようお願いしました。
このように見違えるほどよくなったリハーサルを経て明日卒業記念祭が幕を開けます。
卒業記念祭とは
卒業記念祭前日(3/7)
卒業式予行直後に、28代卒業記念祭実行委員長より、今回の記念祭の意義とそれに臨む心構えが1・2年生に語られました。
明日の記念祭に協力を呼び掛ける委員長
委員長の話に耳を傾ける在校生たち