生徒会日誌

2025年2月の記事一覧

「確かに私には経験がない。あなたのように最低の経済政策や最悪の教育政策をした経験はない」1992年米大統領候補ロス・ペロー

昨日「体育祭実施計画」・「所高祭実施計画」の原案が、各クラスで討議されました。

HR委員の進行の下で、体育祭バックアップ委員と所高祭バックアップ委員から原案説明があり、それについて意見・質問が出されました。

この討議を経て各委員会で、原案にさらに検討が加えられ、3月中旬にHR委員会で決定される運びとなります。

生徒手帳 行事執行規定 第24条に

「バックアップ委員会で作成された基本的な実施計画原案は、HR委員会で原案として承認を必要とし、HRでの討議を経てHR委員会で決定する」とあります。

今日の討議を見てみると、2年生は来年度の自分たちに直接関わってくる部分が大きいため比較的意見・質問が出ていたと思います。1年生は、体育祭・所高祭を経験してはいますが、やはり2年生に比べると理解が深まっていないせいか討議が早めに終わってしまうクラスが多かったようです。

ここから得られる知見は、経験することは、自身に成長をもたらす要素の一つであるといえるでしょう。

ただ、漫然と過ごしていては、経験したところで何の役にも立たないし、経験を過大に評価してしまうことは、傲慢につながってしまうことでしょう。

討議に深みのあったクラスに共通することは、提案者が、これまでの経験を、自身の行事理解に繋げて、クラスに原案を提案する理由を十二分に説明できていたことに尽きます。

所沢高校での経験は、皆さんの目の前にいついかなるときもたくさん存在しています。しかし、それに気づかないことのなんと多いことか。あえて経験を拒絶する選択も時にあるでしょうが、クラス討議が良かったクラスを見て感じることは、自らの意思で積極的につかみにいった経験でなければ何の役にもたちはしないということです。

 

13時32分

生徒会役員選挙とHR委員会

HR委員会は、来年度の生徒会役員選挙について動いています。

所高も役員立候補者が少ない状態が続き、定員に満たない場合もありました。その場合対応は、生徒会則によりHR委員会に委ねられます。かつては委員の中から役員を出すなどということが、やむを得ず行われました。近年、生徒会役員選挙は活況を呈しはじめ、今年度は補欠選挙がなく、生徒会長に1年生を含む3人が立候補してくれました。しかし、会長以外は信任投票でしたので、油断してはいけないということで、HR委員会は行動しているのです。

 

ところで、表題の13時32分とは・・・、これは集合時間を示しています。

なぜこんなに細かく刻むのか、それだけスケジュールが緻密に組まれているということのようです。こう細かく刻まれると、遅刻は組織の仕事の進捗状況に必ず悪影響を及ぼします。

一方、この日のHR委員会の集合時間は、区切りの良い13時00分、昼休みを利用して開催されました。残念ながら1クラスが遅刻してしまいました。遅刻が発生した理由は、いくつか確認すべきことをそのクラスが気づいていなかったために発生しました。逆に言えば、その点に気づいていれば、あり得なかった遅刻でした。忘れていたとか、さぼっていたとかではなかったのです。

しかし、この遅刻でHR委員会は2分開会が遅れ、そこに集う35名×2分、計70分の時間が空費されました。昼休みの2分は貴重です。委員会総体としての70分は、もったいない時間です。

 

生徒会誌誌面企画「部活動対抗三番勝負」

生徒会誌『清新の雲雀』に掲載予定の誌面企画「部活動対抗三番勝負」が1月14日の放課後に行われました。

 

今年度で第4号となる『清新の雲雀』は、生徒会本部が編集している生徒会誌です。

 

部活動対抗三番勝負は本誌の新たな試みで、誌面での特別アピール掲載を賭け、頭脳戦、大喜利、所高クイズの三番勝負をする企画です。

 

詳細は生徒会誌をお待ちください!

 

 

 

ちぎり絵とは、

1月16日(木)卒業記念祭に向けて今日も取り組んでいます

ちぎり絵制作。その活動の意味を所高のみなさんはわかっていますか?

卒業記念祭に向け、ちぎり絵の制作が1・2年生の手で行われました。

まず、実行委員がなぜこの記念祭を行うのか、今日の活動がそのなかにどう位置づけられているのかをクラス全員に伝え、理解してもらわなければなりません。これがあって初めてちぎり絵作業の注意点をみんなに理解してもらうことができます。

委員は昨年度の反省を踏まえ、十分に準備はしてきたつもりでした。しかし、結果は、どうでしょう。求めていた指示とは違うやり方がとられてしまう現実に直面しました。さらに制作のための材料が大きく不足するという委員会側のミスが重なるという事態が、混乱に一層の拍車をかけました。

ここで委員の皆さんが理解できたことがあると思います。伝え理解してもらうことがいかに難しいかということです。相手にも問題はありますが、それ以上に材料が足りなかったことも含めて準備が不十分であったという責任がこちらにあります。

原因はどこにあるのでしょうか

きちんと自分自身が、記念祭のこと、ちぎり絵のことを理解していましたか?

よりよく伝えるための練習をしましたか?

何よりも自分のやるべきことにあなたは矜持を持っていましたか?

この熱意がなければ所高生全員に実行委員会の伝えたいことは伝わりません。熱意に乗って伝導していくものだからです。

このつぎには、声の大きさや話術などが来るでしょうが。まずは委員としての矜持です。

 ただ、これらがすべてそろっていてもなかなか伝わるものではないという現実を覚えておきましょう。今日の経験を踏まえてどうしたらよりよかったのかを考え修正することができれば、今後様々な場面で「伝える」ときに工夫を凝らすことのできる所高生になれるはずです。

一方で3年生は、卒業メッセージ制作でした。

各クラス、メッセージの素材集めやメッセージの趣旨を確認することが行われていました。

3年生の皆さんは、近年「自由の継承」を念頭に1・2年生にメッセージを伝えているわけですが、この時期においても悩んでいるようです。

クラスによっては、メッセージが完成したにもかかわらず振出しに戻ってしまったようです。

このように最後まで「自由」に対して苦しむ姿が当たり前であってほしいものです。

「自由」とは、人間にとって、最初から与えられていたものではなく、長い歴史の中で獲得されてきたものと考えます。獲得過程で欧州では自由は神から与えられ、日本にその考えが入ってきたときには、「天」から与えられたとされました。この違いにも目を向ける必要があるでしょう。

 

さて、今年の3年生は、いかなるメッセージを残してくれるのでしょうか。

苦しんだうえでのメッセージでなければ、早晩、所高らしい行事である「卒業記念祭」は、

所高版3年生を送る会になってしまうことでしょう。その足音は近づいているというのが実感です。

 

新春の三部会

所高三部会開催

体育祭バックアップ委員会・所高祭バックアップ委員会・卒業記念祭の各委員長と生徒会本部役員による三部会が開かれました。

これは、生徒会が主催する所高「3大行事」の連携を図り、情報を共有することによって

行事はそれぞれ違っても共通する部分で、失敗を繰り返さないことが、開催目的の一つです。

今日は、各委員会の現在の活動進捗状況について報告がありました。