所高日誌

2024年3月の記事一覧

終業式

3月21日、3学期終業式が体育館で行われました。3年生が卒業し、1,2年生のみの終業式は体育館が広く感じられました。

終業式後、文部科学省が実施している「トビタテ!留学JAPAN」の支援を受けて韓国に留学した2年生の発表がありました。夏休み中の短期間の留学でしたが、多くの発見や学びについてスライドを使用して発表しました。

第1回所沢市探究活動 中・高合同発表会

3月20日(水)春分の日、本校視聴覚室と会議室において「所沢市探究活動合同発表会」が行われました。これは所沢市内の中学生と高校生が集まって「総合的な探究の時間」の発表をするという初の催しです。この日は本校に所沢高校、所沢西高校、所沢中央高校、所沢北高校、所沢市立安松中、所沢市立向陽中の生徒約30人が集まりました。本校からは最多の1年生9名、2年生2名の11名が参加しました。この中には、どうしても発表したくてバレー部の練習試合の合間を縫って体育館から駆けつけた猛者(1年生)もいました。また、観客には学生だけでなく、この探究発表会の会長であり本校同窓会会長でもある秋田孝様をはじめ、所沢東ロータリークラブ様、所沢地域こどもネット様、並木地区の悠遊親父の会様、Cプロジェクト様(代表の方は本校卒業生)、サタデーブックス店長様、所沢なび様、近未来ハイスクール様、所沢市役所の方、コミュニケーションデザイナーの方、リディラバジャーナル様、市内の松井小学校、安松中学校、北野中学校、向陽中学校、和光市立大和中学校の各先生方など所沢市を盛り上げたいと考える多くの「大人」にも集まっていただきました。

 各生徒の発表は、大人を唸らせるほどのクオリティの高いものが多く、中には発表直後に「それは私の専門分野であるのでぜひ協力したい。」と発言される大人が出るなど、探究活動の大きな目的の一つである「他者との繋がり」が生まれた瞬間を目の当たりにし、会場内が大きく湧き上がりました。

  全ての発表を終えた後に、観客の1人である芸術総合高校の生徒は「今回は見るだけで自分は参加できなかったけれど、とても刺激を受けたので次回は必ず参加したい。」と心強い宣言をしてくれて、会場から大きな拍手が起きました。その後行われた交流会は、お菓子を食べながら和気あいあいと進みました。

初のイベントとなったこの探究発表会でしたが、生徒たちは他校の生徒の発表に刺激を受けたことでしょう。所沢市内の中学、高校の探究活動が今後よりレベルアップすることを大きく期待させる発表会でした。

 

 

   

 

 

個別相談会

3月19日の午後は入学許可候補者説明会が体育館で行われました。その後2号館2階の教室では希望者対象の個別相談会が行われ、説明会を終えた候補者が所高生活のアドバイスを在校生に求めに訪れました。

1・2学年合同進路ガイダンス

3月19日体育館において、卒業生6名を招いて在校生と保護者を対象とした進路ガイダンスが行われました。

学校推薦型選抜指定校制・学校推薦型選抜公募制・総合型選抜・一般選抜それぞれの方式で大学に合格した卒業生が受験体験を語りました。在校生から事前に受け付けた質問のほか、直接その場で出た質問にも卒業生が答えました。

大学の選び方、受験勉強の方法、高校生活での学習の取り組みについてなど多くの体験を卒業生が語り、在校生は熱心に聞き入っていました。

 

1年生 総探発表会

 3月14日木曜日、本校体育館にて1学年総探発表会が行われました。これは今年度の「総合的な探究の時間(総探)」の総決算 ともいえる行事です。

 生徒は6月に総探のテーマ 「マイプロジェクト」についてガイダンスを聞き、ブレインストーミングを通して自分の発表したいテーマを決め、それについて考察・調査を重ねました。特に、「フィールドワーク」と称して自らの探究に必要な場所、つまり学校の「外」へ自ら赴き、そこで現地の方などに調査することを学校として重要視しました。この「足で稼ぐ」という一見不経済に見える行動こそが、プレゼンの根幹であると地理の神谷先生に説かれ、また、魅せるスライドの作り方を情報の宇賀神先生にご指導頂きスライドのレベルが格段に上がりました。両先生のご尽力無くして今回の成功は無かったことでしょう。

 数か月の準備を経て、12月に「クラス内発表会」と称して各クラスで生徒一人一人が自分のスライドを使い自分のテーマについてプレゼンテーションを行いました。彼らは同時に審査員も兼ね、自分以外の生徒の発表を5つの項目(構成、声、視線、スライド、制限時間3分[学年発表は7分])に照らして評価し、クラスの中の一番高いポイントを取った生徒をクラス代表として選出しました。

 そして冒頭のように各クラスの代表による1学年総探発表会を開き、学年No.1を決める運びとなりました。 発表者は流石に各クラスの代表ということもあり、スライド・話し方・アイコンタクトといい、素晴らしい発表が続きました。時にその説得力に深く頷き、時にジョークに笑いが起こり、時にスライドのクオリティの高さに感心しました。他学年の先生方も見学に来ていただき、「1年生とは思えないクオリティの内容が多い」とお褒めの言葉をいただきました。

 全ての発表を終え、全生徒の評価を集計した結果、優勝は4組の高橋結依さんのテーマ「咲かせよ魅力、魅せよふるさと」に決まりました。これは本校のある所沢という町を盛り上げるために花札を利用し、お年寄りから小さい子供まで全ての世代を巻き込んだイベントを行おうというものでした。高橋さんは発表中に観客の生徒に質問を投げかけ答えさせるなど、まさに生徒を巻き込んだアクティブな7分間でした。彼女は翌日の15日に浦和高校主催の探究発表会にも所高代表として参加しました。本校では20日に本校を会場とした「所沢市合同探求発表会」が予定されており、市内の中高生数十名が発表をします。そちらにも1年生が9人参加します。

 教員の予想を超えて盛り上がった今回の1学年総探発表会。総探は来年、2年生になっても続きます。さらなるレベルアップが求められますが、大いに期待したいところです。やってくれることでしょう。

優勝した高橋さんの発表の様子