日誌

入間市の鍛冶

 こんにちは、地学部です。今回は8月2日の日曜日に埼玉県入間市で行った活動について書いていこうと思います。

コロナウイルスで自粛が続きましたが、今回は感染防止を徹底して屋外での活動です。

この日は、埼玉県入間市根岸にあるお茶屋さん「中島園」さんに伺い、本物の刀を見せてもらいました。

昭和40年代に作られた刀ということで、柄の部分は江戸時代からのもので市の文化財に認定されているそうです。

当日は地学の研究会の皆さんに同伴させていただき、この刀を見せていただきました。

お茶屋さんということでご主人に淹れていただいた温かいお茶を片手にお話を伺いました。ご主人が刀を作るのを依頼した際に、鍛冶屋さんが埼玉県入間市仏子の沢で砂鉄をとっていたということを聞いたそうです。刀を作った方は今は消息不明になってしまっているそうですが、砂鉄をとる道具が残っていたことから、とっていた砂鉄を混ぜて刀を作った可能性もあるのではないかと考えさせられたというのです。詳しい証言はあまりなく、謎が多いという話でした。

 

 その後、我々は入間市博物館「アリット」へ行きました。そこで学芸員の方に聞いてみると、その砂鉄は「入間砂鉄」と呼ばれ、刀を作るにしては適しておらず、仏像などに向いているということでした。博物館では砂鉄から刀を作る取り組みを行ったことがあったそうです。その時は失敗したため、それが行われていたとは考えにくく、砂鉄が刀に混ぜられていたとは思えないそうです。

 

 砂鉄は、磁石に引きつくことでわたしたちもよく知ることですが、刀の一部として使われていたとすれば、驚きですね。謎が多いこの研究に同伴させていただいたわけですが、続くかどうかはわかりません。

 

訪問した入間市博物館「アリット」