校長日誌

春季県大会1回戦 ふじみ野に完勝

春季県大会 1回戦 ふじみ野に6-1完勝
二宮 完投 制球力・安定感
平 3打点 邪飛好捕
手塚 2打点 堅守
江口 2安打1盗塁
野見山 今日も打点


 本日(4月21日)地区予選を勝ち上がった46校で争う県大会が始まった。
所高は地区予選で富士見を11-3、川越西を6-4で下し久々の県大会出場だ。県大会1回戦の相手は同じ西部地区のふじみ野となった。
 所沢航空公園野球場での第1試合、10時開始。所高は後攻だ。晴れ。無風。
 この試合も所高のマウンドはエースナンバーを背負った二宮輝。
 二宮の立ち上がり、珍しくボールが3つ続くが3-1からの5球目、センターフライに打取る。2番打者もライトフライに打取ると、3番はフルカウントから変化球で三振にしとめた。三者凡退、上々の立ち上がり。

 1回裏、所高の攻撃。打順は不動のラインアップ。

1番 サード  立川 翔登
2番 ライト  西村 希望
3番 センター  江口 裕大
4番 セカンド  西村 瑠真
5番 ファースト  平 航大
6番 ショート  野見山 拓樹
7番 キャッチャー  手塚 脩斗
8番 レフト  西野 勇生
9番 ピッチャー  二宮 輝

 先頭のサード立川(背番5)は4球目を打ち上げてライトフライに倒れる。
前の試合で4安打と絶好調のライト西村希望(背番9)が打席に入る。西村はじっくりスリークォーター右腕の球筋を見極め、3-1までまったくバットを出さない。5球目も見送って、ボール。1塁に歩いた。
 3番は、左打ちのセンター江口(背番3)。バントの構えを見せながらバットを引く。相手投手の制球が定まらない。ストレートの四球で1塁、2塁に。
 ここで打席には4番 セカンド西村瑠真(背番4)。3球目を引っ張った打球はサードゴロ、ダブルプレーか!? と思った瞬間、サードがファンブルしてどこにも投げられず、1アウト満塁となった。ノーヒットで絶好の先制のチャンスとなった。
 5番ファースト平(背番3)が左打席に入る。初球を逃さずスウィング、引っ張った打球はライト頭上を越す強烈なライナー、フェンス際まで運ぶ2点タイムリー2ベース!!
 
1回の先制点 5番平(背番3)の2点タイムリーで生還する西村希望と江口。打球はライトフェンスまで届いた
 
 なおも1アウト2塁、3塁とチャンスが続く、打席には6番ショート野見山(背番6)。前
の試合では3安打4打点、おまけに9回にはリリーフ投手として満塁のピンチを救った最も頼れる男だ。
 野見山は動揺する相手投手のボールをフルカウントまで見極める。6球目も見送って四球。これでまた満塁。

 7番は、キャッチャーの手塚(背番2)。たたみ掛けるチャンス。初球を見送って2球目、投球と同時に3塁走者の西村希望がスタートを切った!手塚はバントの構え。スクイズだ。
 しかしボールは外角低めに大きく外れてバットに当たらず、捕球したキャッチャーがホームで西村を迎える。西村は急ブレーキで3塁へ戻る。結局三本間で挟まれてアウトに。
 

1回の攻撃、3塁走者西村瑠真がホームに向かうが、打席の手塚はスクイズをはずされ、西村は三本間で挟殺

 しかしその間に2人の走者は進塁し、2アウト2塁、3塁のチャンスが残る。
 そして次の投球を手塚は逃さずセンターに弾き返すクリーンヒット。2者が生還し、初回に4点先取! 
 

1回の攻撃、手塚はスクイズ失敗を帳消しにするセンター返しの2点タイムリーで平と野見山をホームに返し4点先制

 さらに8番レフト西野が四球を選んで2アウト1塁、2塁とするが、2塁走者が牽制アウト
。これがこの試合唯一のミスと言っていいだろう。

 2回以降も先発の二宮は、両サイドに直球、変化球をたくみにコントロールしふじみ野打線に的を絞らせない。
 走者の有無にかかわらずセットポジションから安定感抜群のピッチングを続け、連打を許さない。
 実はこの試合、所高の7安打を上回る8安打を許している。しかし二宮はタイムリーを1本も浴びていない。
 

7回、二宮のピッチング。ヒットのランナーを許すが7番バッターを空振り三振にしとめて無失点
 
 象徴的だったのが8回。ヒット2本で2アウトながら1塁、3塁のピンチ。この試合初めて3塁に走者を進められ3番の左打者との勝負。ふじみ野の応援席の打楽器がボリュームを上げる。
 初球、低めの直球でストライク、2球目、3球目が外れて4球目は変化球でストライク。2-2のカウントからバッターが粘る。微妙なコースをカットし続け3球連続のファール。ついに8球目が外れてフルカウントに。
 ここでも二宮はくずれず、しっかり9球目を投じてピッチャーゴロに抑えた。息詰まる勝負だった。
 

6回の攻撃、ヒットの江口を1塁において、西野瑠真がバントをころがし、自分も生きようと1塁にヘッドスライディング、間一髪アウトとなったが走者を2塁に送り、野見山(写真中)の三遊間のヒットで江口をホームに迎え入れて5点目

 所高の6回の追加点(5点目)は、レフト前に落とすヒットで出塁した江口を、西村瑠真が
絶妙な送りバントで2塁に進め、野見山が狙いすましたように軽くミートして三遊間の真ん中を破るタイムリー。
 ふじみ野の投手は2回以降立ち直り、このヒットがわずか4本目。しかし所高のヒット4本全部が得点につながった。
 
7回の攻撃。先頭の1番サード立川(背番5)は3塁線を破るヒットで2塁に向かうが、この回は無得点


8回の攻撃。先頭の3番センター江口(背番8)が2本目のヒットをセンター前に運び出塁し、すかさず2塁盗塁に成功。盗塁後、牽制球で2塁に戻る江口(写真右)

 8回の6点目も先頭3番江口のセンターへのクリーンヒットから始まった。西村瑠真が今度はバントを決められず三振にたおれ、5番平の左打席。初球を見逃し2球目、江口が2塁への盗塁を決める。次の球をすかさず平がたたき、レフトに運ぶタイムリーヒット。これが6点目。
 

8回の攻撃。江口を2塁に置き、5番ファースト平(背番3)がレフトにダメ押しのタイムリー、江口が6点目のホームイン。平は5回の守備では1塁側の難しいファールフライをフェンス際で好捕の大活躍

 所高の攻撃は、7回表2アウトから3塁線を破った立川の2塁打こそ得点に結びつかなかったが、それ以外の6安打はすべて得点につながっている。

 9回の唯一の失点を報告する。9回は二宮とサード立川の試練のインニングであった。
 先頭4番打者が最後の意地を見せ、センターオーバーの大飛球で2塁打とする。
 5番の右打者が引っ張った当りはサード立川の正面への強烈なゴロ。このボールがイレギュラー気味に立川のグラブを弾いてファールグラウンドに転がり、ノーアウト2塁、3塁のピンチとなる。
 6番を1塁ゴロに打取り、迎えた7番の右打者。初球を引っ張り、快音を上げた打球は三遊間へのライナー、素早く反応した立川のグラブに一度収まったかに見えたがボールがぽとり。立川が落ち着いて拾い、3塁走者は動けず。1アウト満塁となった。
 何としても一矢報いたいふじみ野はガタイのいい代打を送る。これを二宮は落ち着いてセカンドゴロに打取る。セカンド西村瑠真は、バックホームをあきらめ着実に1塁に送って2アウトにする。
 この間に3塁走者が生還し、ふじみ野は完封を免れた。
 続くバッターを二宮はこの試合4つ目の三振に切って取り、1時間42分のゲームセット。
 タイムリーを許さず四球1つという文句のつけようのない完投勝利である。
 
9回の守備。二宮が最後のバッターを三振にしとめてゲームセット(上左)