校長日誌

2023/11/2(木) 「もしかしたら?」と「可能性」

 きのう11月1日(水)、各学年で、大学受験に向け模試を行い、生徒は熱心に取り組んでいました。

 ところで、「合格の可能性」が出された時、「もしかしたらあるかもしれない」の「可能性」と「高い確率で起きることが予想される」の「蓋然(がいぜん)性」とを混同していませんか? 「可能性」でくくるとどちらも同じように見えるかもしれません。

 模試の「(合格)可能性」の場合は、「蓋然性」(英語ならprobability)に近く、「今回の成績を入試本番で出した場合、〇%の確率で合格という事態(?)が起きることが予想される」の意味だと考えられます。

 「可能性」(英語ならpossibility)のほうは、努力すれば叶わぬ夢はありません。合格の可能性があるのかないのかと聞かれれば「ある」のです。(ある/ない 2択ということです。)

 「可能性」が「ある」となれば、志望校に合格するレベル(山なら頂上…である必要はないのです。合格点ですよ。)と現在の自分のレベル(山のどのあたりにいるのか)にどの程度の距離があり、学習が計画通りに進んでいるかを見るべきです。