2024/10/15(火)この年になっても高校時代の「友だち」
部活動の大会の応援に行きました。すがすがしい試合でした。その後に出会いがあり、同じ部活動に打ち込んでいたことが、学校の違いなど関係なく親しくなれるのがいいところです。私自身そういう友人がいて、つながりができ、お世話になっています。違う分野で長く活躍している彼らの話を聞くのはとても楽しいです。
ところで、孔子は、「損者三友」と言っています。「便辟(べんぺき)を友とし、善柔を友とし、便佞(べんねい)を友とするは、損なり」(『論語』季氏)
体裁ぶる友人、人ざわりばかりよい友人、口先ばかりで調子の良い友人は損だ、というのです。
鎌倉時代の兼好法師も、友としてよろしくない者を七つ挙げています。いわく、「高く、やんごとなき(=偉い、身分が高い)人。二つには、若き人。三つには、病なく、身強き人、四つには、酒を好む人。五つには、たけく、勇める兵(つはもの)。六つには、虚言(そらごと)する人。七つには、欲深き人。」(徒然草117段)
時代や状況によって「友人観」は異なるのでしょうが、「うそをつく、対等につきあえない、体裁をつくろう」人は敬遠されるようです。
孔子も兼好も「よい友」を挙げていますが、それはぜひ原文で。