校長日誌

【定時制】「二十歳の集い」に向けて

今年、本校定時制で5名の生徒が二十歳を迎えました。「二十歳の集い」でみんなででお祝いをしました。

以下、校長の祝辞の内容です。

 

新成人の皆さん、おめでとうございます。 今日、こうして皆さんの晴れやかな姿を迎えられたことを、教職員一同、心から嬉しく思います。 二十歳という大きな節目。皆さんが歩んできた道は、決して平坦なものではなかったはずです。

昼間は仕事に励み、夕暮れと共にこの学び舎に集う。あるいは、一度は違う道を歩みながらも、自分の意志でこの所高で再び学び直すことを選びました。 眠気と戦いながら机に向かった夜、仕事の疲れを押し切って登校した日、そんな一つひとつの積み重ねが、今の皆さんを形作っています。 「普通」とは少し違う、遠回りをしたと感じることもあるかもしれない。しかし、私はそうは思いません。皆さんは、自分の人生を自分の足で歩むという、何物にも代えがたい「自立」を一足早く経験してきたのです。

皆さんがこれまで流した汗や、抱えてきた苦しみは、これから先の長い人生において、すべて「心の栄養」となります。 これから先、壁にぶつかった時、「あの時、仕事と勉強を両立できた自分なら大丈夫だ」という自信が、皆さんを支えてくれるでしょう。 夜の暗さを知っている人は、小さな光の大切さを知っています。苦労を知っている人は、他人の痛みに寄り添うことができます。その優しさと強さこそが、皆さんの最大の武器です。

今日、この「二十歳の集い」を機に、新しいステージが始まります。 どうか、自分だけの歩幅で、自信を持って進んでください。この夜間定時制で灯した学びの火を、これからは社会を照らす光に変えていってくれることを期待しています。 皆さんの未来が、希望に満ちたものであることを心より願い、お祝いの言葉といたします。