校長日誌

2024/10/31(木)ハロウィンと「百人一首」

 10月31日はハロウィン。ハロウィンというと「お化け」ということになりますが、「百人一首」と聞いてお化けだと思った子どももいたという話もあります。これまで気にもしませんでしたが、百人のヒトに首が一つしかないというのですから、言われてみればたしかに「お化け」。なるほどと思います。

 小倉百人一首は、もともとかるたのための歌集ではありません。中世の歌人藤原定家 (ふじわらのていか・1162~1241)が、鎌倉幕府の御家人である宇都宮頼綱 (うつのみやよりつな・1178~1259)から、別荘の襖(ふすま=今でいうインテリア)にふさわしい和歌を依頼され、奈良時代から鎌倉時代の100歌人の優れた和歌を撰びました。インテリアにふさわしく四季や恋の歌が中心です。

 とすれば、本校の特色である「十人十色」(十人いればすべて色が違う)「百発百中」(百発矢を放てばすべて命中)と同じく「小倉『百人百首』」が正しいといえるかも。