2024/5/30(木) 体育祭開会式・校長あいさつ「ちょっとした想像力とルールの遵守」
保護者のみなさま、PTA役員のみなさま、朝早くからありがとうございます。生徒への応援を通じ、お子様の魅力の再発見をよろしくお願いいたします。また、体育祭実行委員、各連合の首脳をはじめ、この体育祭への準備、対応を進めていただいたみなさんに敬意を表します。
生徒会長大庭さんのあいさつに言い尽くされているので、繰り返しになりますが、お願いしておきます。
アメリカのジョージ・ケリングという犯罪学者が提唱した『割れ窓理論』というのがあります。1枚の割られた窓ガラスをそのままにしていると、さらに割られる窓ガラスが増え、いずれ街全体が荒廃してしまうという理論です。「ガラス一枚くらい」がだんだんエスカレートして盗みや不法投棄などが横行、人々の心が荒み、すぐに無法地帯になるというのです。
小さいことをそのままにしておくと、もっと大きなとんでもない結果につながる、ということは、別の見方をすれば、小さいことでもよいところに気づくことができれば、広がっていくということでもあります。
気づいたらまず動いてください。自分が言わなくても、誰かが言ってくれるだろう、自分がやらなくても、誰かがやってくれるだろう、は、なしにしてください。
事故と怪我には十分気をつけてほしい。昨年の体育祭では天気が良かったものの強風、熱中症疑いの人も多くでてしまいました。また、けがをして長くつらい思いをした人もいました。
まずは安全第一。体実から示されるさまざまなルールも昨年までの反省の積み重ねの上にあります。ちょっとした想像力とルールの遵守で、楽しさを保ち多くの事故やけがを防ぐことができます。
熱戦を期待しています。