校長日誌

2025/1/16(木) 阪神淡路大震災(1995年)をイメージする

 30年前(1995年)の1月17日の早朝、阪神淡路大震災が起きました。高速道路の高架や新幹線の線路が崩壊した写真には衝撃を受けました。昨年度の修学旅行で、避難所となった旧神戸市立二葉小学校で避難所体験を行いました。

 被災経験者であるボランティアの方のお話が印象に残っています。救助された人の7割弱が家族も含む「自助」、3割が隣人等の「共助」により救助されており「公助」である自衛隊や救助隊による救出は2%に過ぎなかったというのです。

 政府の地震調査委員会は、次なる巨大地震とされる南海トラフ地震が今後30年以内に起きる確率を「80%程度」と公表しました。大地震が起きた場合、翌日くらいまで消防車も、救急車も、救助隊も来てくれない可能性が高い。事態を想定して「自助」「共助」できる態勢をつくっておくことが大切だと思います。改めて「安全・安心」が「あたりまえ」ではないことを考えてみましょう。