秋晴れの読解戦術論!
今日は、清々しい秋晴れのもと、全学年が実力テストに臨んだ。生徒たちの真剣な顔を思い浮かべながら、私も問題に向き合う時間を確保した。
当初は全学年分の問題を解くつもりだったが、結局、手が回ったのは3年生の英語のみ。共通テストを意識した問題群は、なかなかの出来だ。単語レベルは決して難しくない。そこがポイントだ。難しい語彙で思考を止めさせるのではなく、「平易な言葉で複雑な情報をどう処理させるか」を問うている。(と思う)
解きながら感じたのは、やはり「イメージの欠落」が一番の誤答の要因になるということだ。
ただ文字を追うだけでなく、その英文が描く「記事の内容」や「会話の場面」を鮮明にイメージできるか。
しかし、イメージに引っ張られすぎて、「本文に書いていない余計な推測」を持ち込んではならない。
この二つのバランスが、高得点の鍵となるのかな。文に書いてあるものが全て。それ以上でもそれ以下でもない。とにかく、生徒たちには「迷わず正答にたどり着く反復練習」が必要だと改めて痛感した。答え合わせは明日以降だが、採点を通して生徒たちの出来が気がかりだ。
急接近する冬の気配
夕方、校長室を出ると、日中の暖かさが嘘のように風が冷たかった。肌を刺すような冷気を感じて、今年の冬の到来は早いかもしれないと感じた。受験が近づく3年生、そして日々の学校生活に追われる全生徒にとって、何よりも大切なのは「コンディションの維持」だ。十分な睡眠、そして質の良い食事。 この二つは、集中力という名の「エンジンオイル」を切らさないための基本中の基本だ。体調を壊してすべてを棒に振ることがないよう、生徒たちには口を酸っぱくして伝えていきたい。
さて、明日も問題と生徒に向き合う。しっかり休もう。