活動の記録

第8回埼玉県高等学校軽音楽コンテスト決勝【フォーク部/2018年度NO19】

8月3日(金)
第8回埼玉県高等学校軽音楽コンテスト決勝が行われました。
運動部であればインターハイ予選、高校野球であれば夏の県大会に相当し 県内の高校軽音楽系部活動の最大にして唯一全国へとつながる大会です。

会場は 市民会館おおみや1300人入る大きな舞台です。
東、南、西の各地区予選を勝ち抜いた23バンドが出場します。



本校からは西部地区予選を突破したいろはにほへと の2バンドが出場しました。

19番目の出演
砂「Burning Desire」オリジナル曲
演奏だけでなくステージングでも魅せる工夫を随所に盛り込みました。

ボーカルもすべてを出し切り、これ以上は望めないパフォーマンスでした。
中心メンバーは1年生の頃から大会で色々な意味で注目を集めてきました。
その集大成といえるステージを見事にやり遂げました。


23番目 大トリの出演
いろはにほへと「蠢歌」オリジナル曲
細かな部分まで長い時間をかけて練りこみ「伝える」ために最大限の努力をしてきました。

ミスを恐れて音を置きにいく演奏ではなく、気持ちを乗せたいい演奏ができていたと思います。他の部員たちが敬遠するような地味なメトロノームを使った練習を修行のごとく地道にやってきました。難しいハチロクのリズムを自分たちのものにしていました。


両バンドとも お世辞抜きに 今まで積み重ねてきた全てを出した これ以上ない演奏をしてくれました。

結果は 砂 が 奨励賞 受賞。

今の彼ら彼女たちにできることで ここをこうしていれば良かったのに…という部分は 正直 見当たりません。悔しさはあっても後悔はありません。
大会の記録に爪痕を残した砂、観てくれた人々の記憶に残る演奏をしてくれた両バンドに心から感謝をします。

今まで彼ら彼女たちの活動に理解をし支援をしてくださった保護者の皆さま、講習会等でご指導いただいた皆さま、合同ライブ等で励ましの声や厳しいアドバイスを下さった他校顧問の先生方(本当に色々な先生方に可愛がっていただきました)、大会前に演奏を聴いていただいたりエールを贈って下さった本校の先生方、本当にありがとうございました。


今日の大会参加バンドの演奏を聴いて思ったことは、J-POPやJ-ROCKの影響が強すぎて 色々なジャンルの音楽を聴いてきた大人には、どれも同じに聴こえてしまうということ。歌詞についても全体的に綺麗すぎて印象に残るものが少なかった感じもします。

あるミュージシャンがブログで書いていたこと。
「今の若いバンドさんは、『人と違うことをやる』より『人と同じことをやる』のに一生懸命のように見える」
混戦の大会の中で 印象を残すには、人と違うことをやる、もしくは、上手い 下手や、好きや嫌いを 超えた 凄みを感じさせる域に到達するしかないのだと思います。

3年生とともに戦った2年生メンバーや 観客席からステージ上の3年生を見上げていた後輩たちが 今日の経験をこの先の活動に繋げてくれることを願うばかりです。

3年生とはこれで最後の記念撮影。
リットーミュージックの森山さんと顧問も入りました。
3年生は 様々な困難を乗り越えて 本当にこれまで 精力的に活動し よく頑張ってきてくれました。
後輩たちに多くの財産を残してくれました。
お疲れ様。ありがとう。

<審査結果>
グランプリ
 埼玉平成高校 One side grilled meat
準グランプリ
 越ヶ谷高校 exclamat!on
奨励賞 
 所沢高校 砂
 羽生高校 香西優
 立教新座高校 公務員志望
審査員特別賞
 国際学院高校 スパークル
大会委員長特別賞
 越谷北高校 THE wHite Lip

フォーク部顧問 中嶋