活動の記録

音楽 埼玉県高校軽音楽新人大会奨励賞(3位相当)受賞【フォーク部2020年度/NO.27】

埼玉県高校軽音楽新人大会に本校から Crash Rush、しゃけぱずる。、アマウト の2年生3バンドが参加しました。
県内90バンド以上の参加した動画予選の結果、上位22バンドに3バンドすべてが選出され、決勝に進出しました。
決勝も予選同様に動画審査で行われ アマウト が奨励賞(第3位相当)を受賞しました。

今回の大会を終えて このような状況下オンラインとはいえ大会を開催していただいたことには深く感謝したい。
同時に 埼玉県軽音楽連盟主催大会 に関しては そろそろ以下のことを きちんと議論すべき時期に来ているのではないかと思った。

①コピーとオリジナルの評価
 今回の新人大会の要項には記載がなかったが、一年生大会であるルーキーズフェスでは 例年要項に「オリジナル曲での参加を期待する」という表記がある。
 県軽音楽連盟には コピー曲<オリジナル曲 という価値観がある。それがなぜなのかは記されていないが...。
 これまでは、例えば2年生の冬の大会でコピー曲を演奏するバンドは チューニングやクリック練習、音色の研究やバンド内でのサウンドバランスなどへの意識がない、または低いことが多かった。一方、バンドをやる以上は これらのことをやって当たり前 という学校が オリジナル曲 の作成に踏み切っていた分、先のような価値観が広がったのだと思われる。だから、「楽曲の完成度」や「アレンジ」 のような項目が 審査員の採点表には当たり前にならぶ。コピー曲<オリジナル曲 という価値観がなければ そのような採点項目は生まれえない。どう考えても高校生のつくるオリジナル曲よりも プロのつくった楽曲の方が完成度が高いに決まっているのだから。だが、今後、高い完成度を誇るコピーバンドが出てきたとき、そのバンドは きちんと評価され勝ちあがることはできるのだろうか? 
部門分けも一つの選択肢として考えるべきではないのだろうかと思う。 

②何をもって「オリジナル」とするか?

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(2)エントリーする曲は、オリジナルでも既存曲でも自由とする。この場合のオリジナル曲とは参加バンドメンバーが作詞、作曲をしたものとする。
・メンバーが作詞作曲に関わったもののみがオリジナル曲である。先輩などが過去に作詞、作曲したものなど、提供曲は、公か否かに関わらず、既存曲として扱う。
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軽音楽連盟から送られてくる要項には上記のような記載がある。 

オリジナル曲とは文字通りに受け止めれば 高校生が自分たちだけで作詞・作曲・アレンジした作品 である。
その過程で大人の手が入る可能性は想定されていない。(またはあえて触れていない?)
だが、本校でも 技術的なアドバイス や曲作りの 考え方 を外部講師に教わる機会は少なくない。ここ数年、県内でも同じような学校は増えてきている。
また、顧問が初期段階から直接手を入れている学校もあるように思う。
先日、他校の合同ライブで出会った中学生バンドは とてもクオリティの高い「オリジナル曲」 を演奏していた。だが、そのバンドには大人のプロデューサーがいた。こうしたバンドが高校生になりエントリーしてくる可能性も今後はありえる。そうした時にどう判断するのだろうか。

オリジナル曲 とは何か?という問題は 程度 や やり方 に関する線引きが難しく 顧問間の紳士協定的な暗黙の合意のもと(私の知る限りでは)議論されてこなかった部分のように思う。
大会運営サイドとしては性善説に立ち審査をしてゆくしかないのだろうが 現代の高校生はこういう曲つくらないよなあ...という作品にであったときに すっきりしないものが残る。それでは そもそも 高校生の大会ではなくなってしまうのではないか? という気持ちになる。

根本には 埼玉の高校軽音 が連盟の大会を中心にしか動いていないせいで 高校生のオリジナル曲 が文化として定着していないことがあるのだと思う。
オリジナル曲を重視し オリジナル曲を定着させようとするならば、(現在の社会情勢では一層厳しいが...)他校との交流の機会や コンテストやイベントなど発表の場が増え それが(大人が介在するよりも前の段階で)当たり前になり、日常的にならない限り 他の都道府県に遅れを取り続けることになるように思う。

③審査員選定、審査基準の公開 
 このような状況下だけに大変な部分も多かったと思うが 事前に審査基準が公開されていないこと、審査員も公開されていないことも 今回、同様に気になった点だ。動画での審査だけに 審査の対象になる部分・ならない部分は明確であって欲しかった。


顧問 中嶋