活動の記録

音楽 金髪とピアス、新入生にむけて【フォーク部/2018年度NO.62】

入試が終わり間もなく新入生がやってくる。
フォーク部への入部を考えている新入生には以下のことを知っておいて欲しい。

我々の学校には 服装や頭髪等、整容面での校則がない。
校内ではTシャツでもパーカーでもジャージでも制服でもOKだし、金髪も茶髪も赤髪も黒髪もOKである。ピアスやメイクもOKである。おかげで、体育祭やハロウィンのときには大変なことになる…。
埼玉県内ではもう殆どこのような学校はないが それでも これらは本校では 校則に反しない行為 であり、本校の中では「悪い」行為ではない。
本校フォーク部の日常
だからと言って 奇抜な髪形や奇抜な服装で登校する生徒など実際にはほとんどいない。
そんなことを続けるのには とてつもなくお金がかかり 見返りもなく 意味のないことだとすぐに気づくからだ。
日常的には上下の写真のような感じが普通だ。
  
部活動についても校内で活動をする限りは 服装や頭髪、整容面に対し教員が指導をすることはない。
…世界的に見れば こちらの方が普通だろうと思うが…。
 
ただし、昨今、対外的な活動の増えてきた我々フォーク部では 服装や頭髪、整容面に対し顧問が「口を出す」場面がある。
それは以下の2つの場合である。この場合は 部員は 頭髪は黒、服装は制服、ピアス等装飾品は外し 参加をする。
 
①他校で行われる合同ライブに参加をする場合 
※赤枠内本校部員
   合同ライブ…複数校で合同のステージ発表を行う。運動部でいう練習試合のようなもの

②軽音楽連盟主催の公式大会に参加をする場合

 
なぜそうしているか…
①の場合は 
他校に行くのだから他校のルールに合わせるべき 
であると顧問は考えているから。
特に他校の顧問の先生方はそうした「生活指導」も部活動の指導と併せて行っており、
校内での「軽音楽部」への見方も連動してくる となれば 外からお邪魔した人間が足を引っ張るわけにはいかないだろう。
このことについては 現在では在籍し活動するすべての本校フォーク部員が理解し 了解している。
そのため もはや顧問が毎度毎度細かに「口を出す」必要もほとんどなくなっている。
 
②については
軽音楽連盟主催の大会は 高等学校の教育活動 の一環であり
殆どの学校が 制服や頭髪、整容面での規定があり、また、大会要項にも記載があるため。
これについても現在では一々部員たちに説明をする必要はなくなっている。事前の打ち合わせでの「確認」で事は足りている。

ちなみに、上記で 服装や頭髪、整容面に対し顧問が「口を出す」 と書いたが、基本的に これはあくまでも 顧問から部員への「提案」や「呼びかけ」の域を出ないものである。本校の校則に反することでもないし、法に反することでもないのだから 「指導」はできないし、それ以上のことは 顧問の個人的価値観の押し付けに過ぎなくなるからだ。
だから、かつては 外にいかない(①②に参加をしない) という選択をする部員もいた。
ただ、現在ではすべての部員が それらを受容しつつ対外的な活動に積極的に参加をするようになった。
なぜか?

それは ①② (加えて後述の③④)が 本校部員たちにとって 「外のルール」に合わせても 参加するだけの 価値があるものになっているからだ。
あるいは そこに価値を見出せる部員だけが活動を継続できているから といってもいい。

そこにはどんな価値があるのか? そこでは何を得られるのか?
それは次のようなことだろう。

1)自分たちの音楽をたくさんの人に聴いてもらうことができる
2)それが評価をされることもある (場合によっては 賞 をいただくこともある)
3)音楽的な知識の豊富な大人からアドバイスをいただける機会が多い
4)他校の優れたバンドの演奏に触れることができる
5)音楽を志す仲間ができる(それが上記のバンドであれば尚嬉しい)
6)純粋に色々なライブ会場を訪れる楽しさ(施設・音響・照明等々は実に多様!)

 

これらは 校内の内輪で完結する活動では得られないものである。
そして、対外的な活動が盛んになれば、新たな繋がりが生まれ、より質の高いステージに立つ機会も増えてくる。
そうなると1)から6)についてはさらに魅力的なものになる。
もちろん、前提として音楽をやることに対し覚悟を持って臨むことが求められる。
…そんなサイクルが ようやく定着してきたところである。


また、以下の場合には 顧問が特に整容面について「口を出す」必要はないと判断している。
③他校の合同ライブが 私服でも可の場合 や他校顧問から「普段のままでお越しください」と言われた場合
④民間主催あるいは専門学校等が主催する外部のコンテストやイベントに参加をする場合

③はお気遣いいただき感謝をします、としか言いようがない。このケースは 都立の有力校さんに多い。
④については ざっくり言えば参加する他校生も「自由」な いでたちで参加をしている率が高いことと 「高校」のルールが場を覆っているところではない と考えるためだ。
TPOという観点でいけばライブハウスに制服はむしろ場違いだともいえる。
ただし、民間主催でも 「高校の部活動」という部分を全面に打ち出している We are sneaker ages 関東 のような大会は ①②のケースと同様の扱いとしている。
こちらについてはステージ衣装は可。

本校で認めている 自由な服装や頭髪 は中学生・高校生にはとても魅力的なものに映るかもしれない。 しかし、本校は 校内がそうであるがゆえに 外の世界に目が向かなくなりがちな学校でもある。

冒頭に記したように 本校フォーク部は 昨今、対外的な活動を盛んにしている。
今年度は県内県外の約50校と交流をはかることができた。他校との繋がりという点では校内屈指だと自負している。
それによってようやく「部活動」らしい活動ができるようになってきたし、校外で「部活動」として実績を残し、校内外での認知度を高めることもできた。
 新年度はこうした流れをさらに推し進めてゆくことになる。
ぼんやりとでも入部を考えている新入生はこれらのことを理解し、受け入れられる場合のみ 入部を検討して欲しい。
厳しいことを書いているようだけれど、今、フォーク部で活動をしている部員たちは 悩んだり、苦しんだりしながらも いつも とても活き活きと楽しそうに活動をしている。 

部顧問 中嶋