生徒会日誌

「確かに私には経験がない。あなたのように最低の経済政策や最悪の教育政策をした経験はない」1992年米大統領候補ロス・ペロー

昨日「体育祭実施計画」・「所高祭実施計画」の原案が、各クラスで討議されました。

HR委員の進行の下で、体育祭バックアップ委員と所高祭バックアップ委員から原案説明があり、それについて意見・質問が出されました。

この討議を経て各委員会で、原案にさらに検討が加えられ、3月中旬にHR委員会で決定される運びとなります。

生徒手帳 行事執行規定 第24条に

「バックアップ委員会で作成された基本的な実施計画原案は、HR委員会で原案として承認を必要とし、HRでの討議を経てHR委員会で決定する」とあります。

今日の討議を見てみると、2年生は来年度の自分たちに直接関わってくる部分が大きいため比較的意見・質問が出ていたと思います。1年生は、体育祭・所高祭を経験してはいますが、やはり2年生に比べると理解が深まっていないせいか討議が早めに終わってしまうクラスが多かったようです。

ここから得られる知見は、経験することは、自身に成長をもたらす要素の一つであるといえるでしょう。

ただ、漫然と過ごしていては、経験したところで何の役にも立たないし、経験を過大に評価してしまうことは、傲慢につながってしまうことでしょう。

討議に深みのあったクラスに共通することは、提案者が、これまでの経験を、自身の行事理解に繋げて、クラスに原案を提案する理由を十二分に説明できていたことに尽きます。

所沢高校での経験は、皆さんの目の前にいついかなるときもたくさん存在しています。しかし、それに気づかないことのなんと多いことか。あえて経験を拒絶する選択も時にあるでしょうが、クラス討議が良かったクラスを見て感じることは、自らの意思で積極的につかみにいった経験でなければ何の役にもたちはしないということです。