所高日誌

第1回(11月13日) サイエンスアカデミー(化学)

 今年度は、”一緒に燃料電池の開発をしませんか?”を合い言葉に、東京大学大学院工学系研究科准教授の久保田先生に
指導を受けながら、昨年度から始めた「燃料電池の非白金触媒作成」のさらなる性能向上を目指して実験をおこないました。

<講義> まず始めに、久保田先生から燃料電池の原理や応用例などについての講義をしていただきました。
 現在用いられている白金を使った燃料電池では白金の埋蔵量が限られており燃料電池車を普及させるのは不可能で、どうし
ても非白金触媒の開発が必要であるなど非常に興味深いもので生徒たちも熱心にメモをとりながら聴いていました。


<実験> 講義の後、二班に分かれて触媒作成の実験をおこないました。
 ”魚の血液”を焼いたものを電極にはさんで水素と酸素を供給することで燃料電池になる非常に単純な構造であるものの、
一つ一つの作業が非常に細かいため参加した生徒たちも実験ノートを確認しながら慎重に進めていました。
  
  魚の血液を焼く前処理          作成した触媒を電極に塗る       測定装置につないで測定開始

 最後に、完成した自作触媒を用いた燃料電池を組み立て、大学から持ってきていただいた専用の測定装置にて性能試験を
おこなったところ、昨年作成したものよりも優秀な触媒ができたことがわかり生徒たちからも歓声があがりました。しかし、同時
に測定した市販の白金利用の燃料電池で同様の性能試験をおこなったところ何十倍の開きがあることがわかり、今後もこの
実験を続けていきたいという感想もありました。