校長日誌

校長日誌

修学旅行 4 飾らない街、温かな記憶

心地よい風が吹き抜ける、快晴の最終日。天下茶屋駅で降り、阿倍野神社へと足を進める。路地裏の日常に触れ、髭の長い男や派手な柄を纏う街の人々と話を交わす。彼らの飾り気のない笑顔が、この街の体温を教えてくれる。

帰路、細い路地にひっそりと佇む天神の森駅へ。ホームには一人、静かに電車を待つ高齢の女性がいた。台湾に生まれ、同じ埼玉で暮らしを重ねてきたという彼女。別れ際に交わした握手。華奢な体に似合わない、太く固い右手の感触が、彼女の歩んできた歳月の重みを雄弁に物語っていた。

教科書には載っていない、人々の生き様と温もり。ディープな街の気配を胸に刻み、生徒たちの待つ新大阪へと向かう。

ここは大阪。飾らない人々に触れ、生きる強さをもらう場所。

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修学旅行3 雨音に重ねる先人たちの思い

静寂に包まれた大阪城公園。濡れた石畳に響く雨音の向こうから、様々な言語や子供たちの声が聞こえてくる。天守閣を見上げれば、かつて日本一を誇った四十メートルの雄姿が浮かび上がる。歴史のスケールに圧倒されながら豊國神社で生徒たちの無事と成長を祈り、その足で四天王寺へと向かう。

静かな雨音に耳を澄ませば、この地に重ねられた当時の人々の思いが、いま目の前にいる生徒たちの姿と静かに重なり合い、激動の時代を駆け抜けた先人たちの息吹は、静かに雨へと溶け込んでいくようだった。その歴史の大きさに背中を押されるように、生徒たちは自らの足で、新しい時代へと歩みを進めていく。

 

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修学旅行2 雨の門前町と、海に浮かぶ社

広島市内をあとにし、宮島へ。

フェリーが島へ近づくと、海から威風堂々と聳え立つ赤い大鳥居が我々を出迎えてくれた。安芸の宮島・厳島神社は、平清盛が平家の繁栄を祈り、神聖な島そのものを傷つけぬよう海上に社殿を造営させた歴史を今に伝える名刹だ。

この日は珍しく拝殿まで潮が満ち溢れて立ち入り禁止に。年に数度しか見られないという「海に浮かぶ社」の神秘的な光景は、古の参詣者たちが目にした美そのものだったかもしれない。静かな雨が降るなか、生徒たちは門前町のお店で温かいお茶や名物に足を休め、しっとりとした旅の情緒を楽しんでいた。歴史の息吹と自然の巡り合わせが織りなす特別な体験は、生徒たちの心に深く刻まれたことだろう。

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修学旅行1 記憶を継承する日

 

広島駅に降り立つと、冷たい雨が所沢高校の生徒たちを出迎えた。

車窓から覗く原爆ドーム。時を止め、祈りを宿したその佇まいは、言葉以上の重みでそこにあった。

目的地は平和記念資料館。展示を目にする生徒たちの表情が、次第に引き締まっていく。語り部として語る高齢のガイドさんたちを取り囲み、耳を傾ける瞳。教科書の中の「歴史」が、いま生々しい「命の記憶」として彼らの胸に落ちていく瞬間だった。

ここが、彼らにとっての原爆ドームであり、平和を問い直す場所。

静寂の中、生徒たちは何を思い、どんな言葉を紡いだのだろう。単なる見学では終わらない。自らの言葉で平和を語り継ぐ決意を抱くこと。この広島で触れた過去が、彼らの未来を静かに照らし出していく。

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韓国交流記3 クンミョン高校との心温まる交流の日々

坂道を登りきった先に待っていたのは、まぶしい笑顔と、ぬくもりあふれる歓迎でした。

校長室で再会を喜び合い、心地よい緊張感がほどけていく——。そして交わされた、交流協定の調印。

折り紙を通した心通う交流、日本語の授業への参加。いつもとは違う環境のなかで、のびのびと自分らしさを発揮する生徒たちの姿に、誇らしさがこみ上げてきます。こんな素敵な場所を用意してくださったクンミョン高校の校長先生をはじめとする教職員の皆様、そして温かく迎えてくれた生徒たちには、感謝の言葉しかありません。

翌朝、口にしたのはベーカリーカフェ科の生徒たちが焼き上げてくれたパン。ひとくち味わえば、学校や先生、そして生徒たちの真摯な想いや温かい情熱が、ダイレクトに伝わってきました。

クッキー作り体験、伝統の紐結び、そして弾けるようなK-POPダンス——。言葉の壁を軽々と超えて、なごやかな笑顔が広がっていきます。最後にお互いへ手紙を手渡し、かけがえのない学校交流は締めくくられました。

後日訪れたロッテワールドでは、さらに深まった絆を目にすることになります。いつの間にか驚くほどハングルを使いこなす本校の生徒たち。言葉の上達を引き出したのは、紛れもなくここで育まれた温かな人間関係でした。私にまで人懐っこく日本語で話しかけてくるクンミョン高校の生徒たちの姿に、両校の間に生まれた深い信頼を実感します。

お別れの時。 本校の生徒はハングルで、クンミョン高校の生徒は日本語で、溢れる感謝を伝え合いました。

その輝く表情を見た瞬間、確信しました。 ここでの時間は、お互いの人生にとって、間違いなく「最高の日々」だったのだと。

ここが、彼らの新しい翼が広がる場所。そう信じています。

 

언덕길を 올라선 끝에서 우리를 기다리고 있었던 것은, 눈부신 미소와 온기 넘치는 환영이었습니다.

교장실에서 재회의 기쁨을 나누며, 기분 좋은 긴장감이 풀려갑니다—. 그리고 체결된 교류 협정.

종이접기를 통한 마음을 나누는 교류, 일본어 수업 참여. 평소와는 다른 환경 속에서도 유연하게 자신다움을 발휘하는 학생들의 모습에, 뿌듯함과 자랑스러움이 차올랐습니다. 이렇게 멋진 자리를 마련해 주신 근명고등학교 교장선생님을 비롯한 교직원 여러분, 그리고 따뜻하게 맞아준 학생들에게는 감사하다는 말로 다 표현할 수 없을 정도입니다.

다음 날 아침, 입에 대었던 것은 베이커리카페과 학생들이 구워준 빵이었습니다. 한 입 베어 물자, 학교와 선생님, 그리고 학생들의 진심 어린 마음과 따뜻한 열정이 그대로 전해져 왔습니다.

쿠키 만들기 체험, 전통 매듭 체험, 그리고 활기 넘치는 K-POP 댄스—. 언어의 장벽을 가볍게 뛰어넘어, 화기애애한 미소가 퍼져나갑니다. 마지막에는 서로 편지를 주고받으며, 둘도 없이 소중했던 학교 교류는 마무리되었습니다.

후일 방문한 롯데월드에서는 더욱 깊어진 유대감을 눈으로 확인할 수 있었습니다. 어느새 놀라울 정도로 한국어를 자유롭게 구사하는 우리 학교 학생들. 언어 실력 향상을 이끌어낸 것은 다름 아닌 이곳에서 싹튼 따뜻한 인간관계였습니다. 저에게까지 친근하게 일본어로 말을 걸어오는 근명고등학교 학생들의 모습에서 두 학교 사이에 싹튼 깊은 신뢰를 실감합니다.

작별의 시간. 우리 학교 학생들은 한국어로, 근명고등학교 학생들은 일본어로 마음속 깊은 감사를 전했습니다.

그 빛나는 표정들을 본 순간 확신했습니다. 이곳에서의 시간은 서로의 인생에 있어 틀림없이 '최고의 나날'이었음을.

이곳이 바로 그들의 새로운 날개가 펼쳐지는 장소. 그렇게 믿고 있습니다.

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韓国交流記2 言葉を超えて、人と心がつながる瞬間

韓国に到着して以来、初めて迎えた鮮やかな快晴。差し込む強い日差しが、ソウル市グアンムン高校との特別な一日を祝福しているかのようでした。

体育館に足を踏み入れると、響き渡る圧巻の重低音。約20名の生徒たちが力強く太鼓を持ち上げ、器用に、そして情熱的に音を奏でる伝統民芸のステージ。その圧倒的な迫力に、一瞬で心が引き込まれていきます。

その後の図書室での交流会。気づけば2時間という時が、まるで一瞬の出来事のように過ぎ去っていました。言葉や文化の壁をあっという間に飛び越えていく若者たちのエネルギー。夕食にはグアンムン高校の生徒や日本語の先生も加わり、湯気が立つクッパを囲んで笑い合う、温かなパーティーが開かれました。胸にこみ上げる名残惜しさを抱えながら、いつかの再会を固く誓い合い、高徳(コドク)駅のホームを後にしました。

物語は、舞台を安養(アニャン)市へと移します。

訪れたのは、未来の姿を体現するスマートシティ統合センター。市内に張り巡らされたCCTVが、事件や事故、防犯から市民の命を瞬時に守る——世界に誇る最新のテクノロジーと安全への情熱に、誰もが深く感銘を受けました。

そして実現した、チェ・デホ安養市長への表敬訪問。

予定時間をオーバーするほど熱を帯びた対話の中で、何より輝いていたのは生徒たちの姿でした。必死に準備してきたハングルでの挨拶と、自分たちの言葉で伝える学校説明。その一生懸命な想いに、市長も深く胸を打たれたようでした。

言葉を学び、文化に触れ、未来の技術と人々の温もりに支えられながら。

国境を超えた絆をたしかに胸に刻み、彼らの物語はさらに深く、未来へと続いていきます。

 

한국에 도착한 이래 처음으로 맞이한 눈부시게 화창한 날씨. 내리쬐는 강렬한 햇살은 서울시 광문고등학교와의 특별한 하루를 축복해 주는 듯했습니다.

체육관에 발을 들여놓자 울려 퍼지는 압도적인 중저음. 20여 명의 학생들이 힘차게 북을 들어 올리고, 숙련되면서도 열정적으로 소리를 자아내는 전통 민속 공연 무대. 그 압도적인 포스에 순식간에 마음을 빼앗기고 말았습니다.

이어진 도서관에서의 교류회. 정신을 차려보니 2시간이라는 시간이 마치 한순간처럼 지나가 있었습니다. 언어와 문화의 장벽을 순식간에 뛰어넘는 젊은이들의 에너지. 저녁 식사에는 광문고 학생들과 일본어 선생님도 함께 참여하여 김이 모락모락 나는 국밥을 둘러싸고 웃음꽃을 피우는 따뜻한 파티가 열렸습니다. 가슴에 밀려오는 아쉬움을 안은 채, 언젠가 다시 만날 것을 굳게 약속하며 고덕역 승강장을 뒤로했습니다.

이야기는 무대를 안양시로 옮겨갑니다.

방문한 곳은 미래의 모습을 체현한 스마트시티 통합센터. 시내에 촘촘히 설치된 CCTV가 사건과 사고, 범죄 예방으로부터 시민의 생명을 즉각 지켜내는——세계에 자랑하는 최첨단 기술과 안전을 향한 열정에 모두가 깊은 감명을 받았습니다.

그리고 성사된 최대호 안양시장님 예방.

예정된 시간을 넘길 정도로 열기를 띤 대화 속에서 무엇보다 빛난 것은 우리 학생들의 모습이었습니다. 필사적으로 준비해 온 한글 인사와 자신들의 언어로 전하는 학교 소개. 그 진심 어린 마음에 시장님께서도 깊이 감동하신 듯했습니다.

언어를 배우고, 문화를 접하며, 미래의 기술과 사람들의 온기에 힘입어.

국경을 넘어선 유대를 가슴 깊이 새기며, 아이들의 이야기는 더욱 깊게 미래를 향해 이어져 갑니다.

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韓国交流記1 この地での12日間

羽田空港第3ターミナル。家族の温かい笑顔に見送られ、飛行機は金浦空港へと舞い降りました。

降り立った瞬間から始まる、言葉の壁との格闘。地下鉄に乗るためのICカード1枚を買うのにも、通りすがりの日本人に助けられたり、生徒たちが必死に勉強してきたハングルを繰り出したりと、誰もが体当たりの挑戦を重ねていきます。

夕暮れ時、高村(コチュン)の街で囲んだ韓国家庭料理。食堂のオモニたちが魅せた優しい笑顔と湯気立つ料理は、これから始まる旅の緊張を優しく解きほぐし、この地に深く温かく迎え入れられたことを確信させてくれました。

旅の鼓動は、すぐに深みを増していきます。漢江の風を感じながら辿り着いた統一展望台、そしてDMZ(非武装地域)。現地のガイドが語る言葉に、生徒たちは息をのむように真剣な眼差しを向けます。午後に訪れた戦争記念館の屋外に並ぶ、かつて実戦で使われたミサイルやヘリコプター。その傍らを、世界中から訪れた家族連れが歩いていく——。静かに流れる時間の中で重ねた平和学習は、若い彼らの瞳にどんな問いを投げかけたのでしょうか。

そして、街は表情を変えます。ソウル大学の現地の学生たちと合流し、活気あふれる明洞の雑踏へ。若者たちの熱気に包まれ、笑い合い、ハングルで言葉を交わしながら歩く時間は、何よりのウォーミングアップとなりました。

明日から始まる、交流校との出会いと市長への表敬訪問。

熱気と歴史、そして人々の温もりに触れながら、生徒たちの12日間の物語は、いま力強く動き始めています。

 

하네다 공항 제3터미널. 가족들의 따뜻한 미소 속에 배웅을 받으며 비행기는 김포공항에 내려앉았습니다.

내리는 순간부터 시작되는 언어의 장벽과의 격투. 지하철을 타기 위한 IC카드 한 장을 사는 데에도 지나가던 일본인의 도움을 받거나, 학생들이 필사적으로 공부해 온 한글을 총동원하는 등 모두가 몸으로 부딪치며 도전해 나갑니다.

해질녘, 고촌 거리에 나와 다 함께 둘러앉아 먹은 한국 가정식. 식당 어머니들의 다정한 미소와 김이 모락모락 나는 요리는 앞으로 시작될 여행의 긴장을 따뜻하게 녹여주었고, 이 땅에 온전히 환영받고 있음을 확신하게 해 주었습니다.

여행의 고동은 이내 깊이를 더해갑니다. 한강의 바람을 느끼며 다다른 통일전망대, 그리고 DMZ(비무장지대). 현지 가이드의 설명에 학생들은 숨을 죽인 채 진지한 눈빛으로 귀를 기울입니다. 오후에 방문한 전쟁기념관 야외에 전시된, 한때 실전에 사용되었던 미사일과 헬리콥터. 그 곁을 세계 각국에서 찾아온 수많은 가족들이 거닐고 있었습니다. 정적 속에 흘러간 시간표 속에서 거듭한 평화 학습은, 젊은 그들의 눈동자에 어떤 질문을 던졌을까요.

그리고 도시는 다른 표정을 지어 보입니다. 서울대학교 학생들과 합류하여 활기 넘치는 명동의 거리로 나섰습니다. 젊음의 열기에 싸여 함께 웃고, 한글로 이야기를 나누며 걷는 시간은 무엇보다 좋은 워밍업이 되었습니다.

내일부터 시작될 자매학교와의 만남, 그리고 시장님 표경방문.

열기와 역사, 그리고 사람들의 온기를 느끼며 학생들의 12일간의 이야기는 지금 힘차게 시작되고 있습니다.

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2学期始業式

2学期もよろしくお願いいたします。始業式の校長講話です。

皆さん、おはようございます。今日から2学期が始まります。 皆さんは今、どんな気持ちでここに立っていますか? 「やりきった」という手応えのある夏休みを過ごせた人もいれば、「もっとできたはずなのに…」と少しモヤモヤした気持ちを抱えている人もいるかもしれません。

私は、8月15日から26日の12日間、本校の韓国交流旅行の引率をしました。ハングル語を使ってうまくコミュニケーションをとる生徒に感心しましたが、それ以上に韓国を知りたいという生徒の熱意というかオーラというかそれが韓国の生徒や周囲の人たちに伝わったんじゃないかなと思っています。

ソウルのグアンムン高校、アニャンのクンミョン高校、韓国観光協会、日韓親善協会など、たくさんの方々の支援を受けての12日間に感謝しています。ハングル語の上達だけでなく、人間的にも大きくなった生徒たちのこれからを期待しています。

今日、皆さんに伝えたいテーマはこれです。

 「思い込みで、世界は変わる」 ということです。

人生とは「自分はいけてる」と思い続けられるかどうかのゲームだと思います。

人間というものは、放っておくとネガティブなことを考えやすいようにできています。脳が一番優先することは安全を守ることだからです。だから、新しいことに挑もうとするとき、「私なんて」「俺なんて」と、できない理由を探して身を守ろうとしてしまうときもあります。

「やらなきゃ、やらなきゃ」と自分を追い詰めていませんか? 英語で言えば 「have to」 の状態です。「have to」の思いが強すぎると、脳は危険を感じて、かえって逃げ出したくなる自分を作り出します。これでは物事が成功するはずもありません。

だからこそ、思考を変えてほしいのです。 「こうしたい!」「こうなりたい!」という 「want to」 の気持ちを持ち続けること。 この「want to」のエネルギーこそが、皆さんの限界を突き破り、パフォーマンスを最大限に引き出してくれます。最高の目標、最高の結果にこだわりましょう。

 

ここで、世界の最先端技術が集まるアメリカ・シリコンバレーの話をしましょう。 シリコンバレーの起業家たちの間で、合言葉のように使われている有名な言葉があります。 それが 「Fast Fail(ファスト・フェイル)」——「早く失敗せよ」 という考え方です。

世界を変えるような画期的なサービスを作る人たちは、「絶対に失敗しない計画」を延々と練るようなことはしません。完璧でなくてもいいからすぐに行動し、いち早く失敗します。なぜなら、早く失敗すればするほど、「何がダメだったのか」という貴重なデータを誰よりも早く手に入れられるからです。

目標にはとことん執着してください。しかし、失敗には絶対に執着しないでください。 結果というものは、神様が教えてくれるフィードバックです。「今回はこのやり方だとうまくいかないよ」という理由を教えてくれているだけなのです。 だから落ち込む必要はありません。失敗を「次の取り組みのための新しいデータ」として受け取り、やり方を変えて再挑戦すればいいのです。

失敗した時、人は誰かのせいにしたくなります。

「つまずいたのは、誰かのせいかもしれない。でも、立ち上がらないのは、誰のせいでもない」(くりかえし言う)

これは、誰のことばかわかりますか? 『ルパン三世』の峰不二子の言葉です。

厳しい言葉に聞こえるかもしれません。どこへ逃げたとしても、逃げた先には必ず「自分自身」がいます。環境や他人のせいにすることはできても、自分の足で立ち上がるかどうかを決めるのは、結局、自分自身です。最後は自分次第。だからこそ、「いけてる自分」であり続けられるよう、日頃からの準備と心の持ちようが大切になってきます。

さあ、2学期が始まります。準備はどうですか?3年生、いよいよ受験という大きな勝負の準備は進んでいますか?「have to」ではなく「自分はこうなるんだ」という「want to」で突き進んでください。

1・2年生、日頃から自分磨きをしていますか?毎日の授業、部活動、習い事、校外のコミュニティ等、一つ一つのデータを更新できていますか?

そして、所高祭実行委員の皆さん、各クラス、有志団体の皆さん、メンタルは大丈夫ですか? 行事を創り上げるプロセスでは、うまくいかないことや衝突もあるでしょう。でも、それもすべて最高の行事を作るための「大切なデータ」です。仲間と協力し、仲間を思いやりながら、最高のチームで乗り越えてください。

いけてる自分を続けるには、自分磨きが大事ですよね。

失敗を恐れず、自分の可能性を誰よりも信じて、「自分磨きの2学期」にしていきましょう。 皆さんの取組を楽しみにしています。

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たくましく世界へ飛び立つ卒業生

 今日、1年間の韓国留学を終えて帰国したばかりの本校卒業生が、元気に学校を訪ねてくれました。

大学で国際コミュニケーションを専攻している彼女は、この1年間、韓国の最高峰の一つであるソウル大学へ留学。現地での実体験をもとに、現地の社会情勢や文化・慣習の違いなど、リアルで生々しい韓国事情をたくさん聞かせてくれました。教科書やニュースの知識だけにとどまらず、現地の人々と直接対話する中で得た多角的な視点や洞察は実に深く、私自身も大変勉強になる充実した時間となりました。

 「自主自立」の精神のもと、本校で自ら考え行動する力を培った生徒たちが、こうしてグローバルな舞台へ果敢に挑戦し、視野を広げて戻ってきてくれることは、教育者としてこの上ない喜びです。

 海外での多様な体験を経て、一回りも二回りもたくましく成長した姿は、在校生にとっても大きな刺激と勇気を与えるはずです。彼女の今後の更なる飛躍と活躍を、心から応援しています。

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高校生たちがつないだ国境なき時間

  8月3日(月)

 今日、アメリカ・イリノイ州からディケイター高校の6名が、この所沢高校を訪れてくれました。私が学校概要の説明をしているあいだ、ボランティアを買って出てくれた4名の本校生徒たちは、出番を「今か今か」と目を輝かせて待ち構える姿が印象的でした。高校生同士、打ち解けるのに時間はかかりません。弓道体験で凛とした空気を共有し、書道体験で一枚の紙に思いを込めていく――。すっかり距離の縮まった彼らは、和食のお弁当を一緒に囲みながら、カラオケの話やSNSの交換で弾けるような笑顔を見せてくれました。本当に、温かく眩しいひとときです。

  弓道部、書道部、そしてガイドを務めてくれた4名の生徒たち。

 相手を思いやり、心から温かく迎え入れる「もてなしの力」は、この所高の日常のなかで、確かに育まれています。世界とつながる優しさと頼もしさを間近で感じられた、特別な一日となりました。

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