生徒会日誌
「リハーサルは鏡のようにそっくりに」
記念祭前日、午後からリハーサルが行われました。
昨日実施されたリハーサルを踏まえ、今日は通しリハーサルが行われました。
ところが、リハーサルの必要性は知っていても、それを本当に理解しているか否かが、図らずも露呈しました。
目先のことにだけ囚われ、リハーサル計画はあっても、知らず知らずのうちにそれをなぞることに注力してしまい、問題点を明らかにすることや具体的な流れを体感することが全く意識されていませんでした。
揃ったからなんとなく始める、という締まりのないスタートに嫌な予感がしました。
3年生の卒業メッセージ(今年度のテーマは「自由の継承」)のリハーサルが、無造作に3クラス進んでしまい、このままではリハーサルをわざわざ行った知見を本番に活かすことができないというような状況に陥っていました。
ここで、「リハーサルは鏡のようにそっくりに」という指摘が入りました。
リハーサルは、本番同様に緊張感をもって行うからこそ計画段階では気づけなかったことや机上イメージでは得られない具体的な流れとイメージをつかむことができるのです。
それをおざなりにして、リハーサル計画をこなすことを目的化してはなりません。
ここからもういちどリハーサルを本番同様にやり直しました。
真剣なリハーサルが続いていると何か問題があり、それがよほどのことであっても流れを止めにくいものですが、委員長が予定時間を大幅に上回っている3年生に対して、ストップをかけ、問題点を的確に指摘し、再考するようお願いしました。
このように見違えるほどよくなったリハーサルを経て明日卒業記念祭が幕を開けます。
卒業記念祭とは
卒業記念祭前日(3/7)
卒業式予行直後に、28代卒業記念祭実行委員長より、今回の記念祭の意義とそれに臨む心構えが1・2年生に語られました。
明日の記念祭に協力を呼び掛ける委員長
委員長の話に耳を傾ける在校生たち
「確かに私には経験がない。あなたのように最低の経済政策や最悪の教育政策をした経験はない」1992年米大統領候補ロス・ペロー
昨日「体育祭実施計画」・「所高祭実施計画」の原案が、各クラスで討議されました。
HR委員の進行の下で、体育祭バックアップ委員と所高祭バックアップ委員から原案説明があり、それについて意見・質問が出されました。
この討議を経て各委員会で、原案にさらに検討が加えられ、3月中旬にHR委員会で決定される運びとなります。
生徒手帳 行事執行規定 第24条に
「バックアップ委員会で作成された基本的な実施計画原案は、HR委員会で原案として承認を必要とし、HRでの討議を経てHR委員会で決定する」とあります。
今日の討議を見てみると、2年生は来年度の自分たちに直接関わってくる部分が大きいため比較的意見・質問が出ていたと思います。1年生は、体育祭・所高祭を経験してはいますが、やはり2年生に比べると理解が深まっていないせいか討議が早めに終わってしまうクラスが多かったようです。
ここから得られる知見は、経験することは、自身に成長をもたらす要素の一つであるといえるでしょう。
ただ、漫然と過ごしていては、経験したところで何の役にも立たないし、経験を過大に評価してしまうことは、傲慢につながってしまうことでしょう。
討議に深みのあったクラスに共通することは、提案者が、これまでの経験を、自身の行事理解に繋げて、クラスに原案を提案する理由を十二分に説明できていたことに尽きます。
所沢高校での経験は、皆さんの目の前にいついかなるときもたくさん存在しています。しかし、それに気づかないことのなんと多いことか。あえて経験を拒絶する選択も時にあるでしょうが、クラス討議が良かったクラスを見て感じることは、自らの意思で積極的につかみにいった経験でなければ何の役にもたちはしないということです。
13時32分
生徒会役員選挙とHR委員会
HR委員会は、来年度の生徒会役員選挙について動いています。
所高も役員立候補者が少ない状態が続き、定員に満たない場合もありました。その場合対応は、生徒会則によりHR委員会に委ねられます。かつては委員の中から役員を出すなどということが、やむを得ず行われました。近年、生徒会役員選挙は活況を呈しはじめ、今年度は補欠選挙がなく、生徒会長に1年生を含む3人が立候補してくれました。しかし、会長以外は信任投票でしたので、油断してはいけないということで、HR委員会は行動しているのです。
ところで、表題の13時32分とは・・・、これは集合時間を示しています。
なぜこんなに細かく刻むのか、それだけスケジュールが緻密に組まれているということのようです。こう細かく刻まれると、遅刻は組織の仕事の進捗状況に必ず悪影響を及ぼします。
一方、この日のHR委員会の集合時間は、区切りの良い13時00分、昼休みを利用して開催されました。残念ながら1クラスが遅刻してしまいました。遅刻が発生した理由は、いくつか確認すべきことをそのクラスが気づいていなかったために発生しました。逆に言えば、その点に気づいていれば、あり得なかった遅刻でした。忘れていたとか、さぼっていたとかではなかったのです。
しかし、この遅刻でHR委員会は2分開会が遅れ、そこに集う35名×2分、計70分の時間が空費されました。昼休みの2分は貴重です。委員会総体としての70分は、もったいない時間です。
生徒会誌誌面企画「部活動対抗三番勝負」
生徒会誌『清新の雲雀』に掲載予定の誌面企画「部活動対抗三番勝負」が1月14日の放課後に行われました。
今年度で第4号となる『清新の雲雀』は、生徒会本部が編集している生徒会誌です。
部活動対抗三番勝負は本誌の新たな試みで、誌面での特別アピール掲載を賭け、頭脳戦、大喜利、所高クイズの三番勝負をする企画です。
詳細は生徒会誌をお待ちください!