所高日誌

今日の所高

埼玉県主催 探究活動生徒発表会に行ってきました!

 12月26日(木)日本薬科大学(伊奈町)で「令和6年度探究活動生徒発表会」が行われました。これは埼玉県内の高等学校約40校の生徒が日頃自分の学校で探究しているテーマについて発表するもので、総探のいわゆる「県大会」というべき行事です。生徒・教員・関係者合わせて約1000人が集まり、大規模なイベントとなりました。本校からは、2年生 3名、1年生2名の計5名が参加しました。

 1年生の上東優衣さんは「ポスターセッション」という形式で発表しました。ポスターセッションとは、模造紙に「目的」「仮説」「研究過程」や「結論」などを書いて壁に貼り、それを使って発表する形式で、彼女は「世界の中で最も生きるのが楽な生物は?」というテーマで発表しました。彼女なりの「楽」とは何かという定義を前提として、大学の先生に取材して科学的に証拠を得てそこに自らの視点を加えて論じました。他校には見られない大変ユニークな内容で多くの観客が集まりました。

 1年生 柿田晃輝くんもポスターセッションで「スト6の友達を作りたい」というテーマで発表しました。お気に入りの格闘ゲーム「ストリートファイター6」の競技人口=友達を増やすために何をするべきかを考察し、来年1月に本校でスト6のゲーム大会を開催するという告知を含めた、まさに「力技」で友達獲得に動いた「力作」でした。

 2年生の宮岡優妃さんと大河原彩翔さんもポスターセッションで「ところティーンズフェスティバル 2025」という、所沢市内の子供たちや学生の交流の場を彼女たち「生徒」が主体となって運営するという内容でした。昨年は来場者数が1500人を超える大きなイベントとなり、確実に地域の子供たちや学生の交流の場を広げていること。来年3月に第3回を催す予定であること等を発表し、観客の参加を促すアピールをしました。

  2年生の高橋優依さんは「国際交流のすゝめ」と題し、自らが参加した日本語学校のイベントを通して得たとても大切なことを発表しました。英語力よりも、とにかく外国の人と交流をしてみたいというその強い思いから、身振りやジェスチャーそして日本語で言うにはやや恥ずかしいストレートな単語を使って心を通じ合わせることに成功したというまさに「自己肯定感爆上がり」(本人のスライドより)の体験を発表してくれました。

 他校の生徒の発表の内容がどちらかといえば SDGsに寄せているものが多い中、本校生徒の発表は極めて独特であり、実践に裏打ちされた行動力溢れるものばかりでした。説得力が抜群にありました。この点が他校の発表とは大きく異なる点といえるでしょう。所沢高校の総探活動がいかにユニークでありレベルの高いものであるかがよくわかる発表会でした。

 

                 

       

              

 

 

 

 

2学年 総合的な探究の時間 クラス内発表会が行われました!

 12月18日(水)19日(木)の2日間にわたり、本校2学年の「総合的な探究の時間 クラス発表会」が行われました。これは、6月に自分の研究したいテーマを決めた生徒たちが2つの条件、①Academic(例:大学や専門学校で言う学部や学科)な視点を取り入れる、②Fieldwork(自ら外へ出向き 探究テーマの関係者にインタビューを試み、それを発表に取り入れる)を必ず含めて発表するというものです。発表は昨年同様、個人発表形式で、1人「3分間」という時間枠の中でいかにオーディエンスの興味を引き共感させることができるかを、生徒たちは自ら作ったスライドを駆使してアピールしました。

 この審査方法ですが、教員が行うのではなくクラス生徒全員が行いました。彼らは6つの審査項目に照らして採点し、最も高い得点を得た生徒が1位=クラス代表となりました。代表生徒は来年1月23日に行われるクラス代表大会に参加して「学年1位」を決めます。

 各クラスでは熱い発表が繰り広げられ、次の8人が代表に選ばれました。そのタイトルとともにお知らせします。

 

2組 蓮沼海正 「人権を得よう」

3組 萩原陽太 「都市設計」

4組 田中雄毅 「癖毛に悩む青年達に」

5組 吉田優仁 「魅力的な音楽」

6組 新井亜沙美 「あいほいく ver.2」

7組 高橋結依 「ティータイムの魔法」

8組 奥富佑哉 「古着屋運営」

9組 益田佑樹 「教育×環境~子どもたちが自然に興味をもつためには」

(1組は学級閉鎖のため実施できず)

 

 どれも個性あふれる力作揃いと各担任から聞いておりますので1月23日に2年生全員の前で行われる決勝(場所:体育館)は今からとても楽しみです。

             

    

オーディエンスにアピールする発表者たち

思春期からの男女の健康について~「プレコンセプションケア」を学びました~ 生徒保健委員会より

 本日、助産師の櫻井裕子(さくらい ゆうこ)先生をお招きし、「プレコンセプションケア」について学びました。

 「『プレコンセプションケア』とは、WHO(世界保健機関)では、『妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと』と定義しています。広い意味では、若いうちから男女ともに将来の妊娠等も意識し、自分の心身の健康管理を行うことを指しており、近年注目されるようになってきています。」(埼玉県HPより)

 櫻井先生のお話は、男子にも女子にも先生方にもわかりやすく、男女の健康について考える上でも今後の豊かな人生を歩む上でも、とても大切なことがふんだんに盛り込まれていました。

 講演が終わった後も、質問に来る生徒が後を絶たなかったことからも、その反響ぶりがうかがえます。櫻井先生は本校卒業生の保護者でもあり、日頃から所高を応援してくださる大変身近な存在です。

 本日の講演を聞いて、所高生は「生涯にわたる健康」について深く学ぶことができたと思います。

 

   「聞きたくなかったら「寝逃げ」してもいいですよ」と前置きがあったにもかかわらず、生徒は誰一人寝ずに真剣に聞いていました。  講演が終わった後も、質問に来る生徒の列が後を絶ちませんでした。体育館で一斉に先生の話を聞きました。

  

 

11/20(水) 後期生徒総会

11月20日(水)の5・6限に後期生徒総会が行われました。

事前に各クラスで議案書の読み合わせを行っており、当日は活発な意見や質問が出されました。討議にも熱が入り、約3時間にも及ぶ生徒総会になりました。長い時間をかけて慎重に討議をした内容は、所沢高校をより良い学校にしたいという気持ちの表れだと思います。

最後に、3年生にとっては今回の生徒総会が最後となります。1・2年生は3年生から受け継いだものを大切に、所沢高校の発展のために頑張っていきます。3年生のみなさんお疲れ様でした。

2学年 マイプロジェクト完成への道

11月7日、2年生は総合的な探究の時間で特別講義を行いました。

講師に本校教員で現在はモロッコで青年海外協力隊として参加されている井出森洋先生を迎え、リモートでの講義をしていただきました。

2年生は総合的な探究の時間で「マイプロジェクト」という自分の興味のあるテーマを見つけ、原因を考察、フィールドワークを行い、結論(解決策)を考え、発表するという探究活動を行っています。

今回の講義では、井出先生が「あなたならこの山をどうやって登る」というテーマで、「なぜ青年海外協力隊に参加したのか?」「モロッコではどういう生活(活動)をしているのか?」といった現在の活動の話をしていただきました。

最後に「総合的な探究の時間とは、自分の人生を幸せにする活動、豊かにする活動」と話をされていました。今回の講義を聴いて生徒は探究活動により一層力を入れて取り組むと思います。生徒が自分の人生を幸せに、豊かにするために自ら考え、作成した「マイプロジェクト」の発表が楽しみです!