文芸部 活動記録
俳句大賞 3学期の部 銅賞
第18回りんり俳句大賞 3学期の部で、
文芸部1年生の森谷花さんが、銅賞を受賞しました。
森谷さんは、1年生で俳句初心者ながら、1学期、2学期、3学期と3回連続で、銅賞に選ばれています。
http://www.rinri.or.jp/03expressive_education/haiku/kekka/1803nyuusyoukekka.pdf
蝋梅の香る始業の朝に目眩
所沢高校1年 森谷 花(文芸部)
今年は暖冬で、いつもより早く蝋梅が黄色い花を開き、甘い香りを漂わせている。今日は、3学期の始業式。年末年始に寝坊する癖がついてしまったせいか、あるいは、甘い花の香りのせいなのか、朝、家を出ようとして、ふっと目眩(めまい)に襲われる……。「今日から新学期なのに」という気持が字余りに託されているように感じます。
* 蝋梅について
青空に映える黄色い花は、普通の梅よりも強い香りが特徴です。
ちなみに、梅はバラ科ですが、蝋梅はクスノキの仲間。
所沢航空公園には、「ろう梅園」があります。ぜひ一度お出かけください。
第7回高校生直木賞の選考が始まりました
今回の候補は、以下の5作品です。
朝倉かすみ『平場の月』
小川 哲 『嘘と聖典』
大島真寿美『渦』
川越 宗一『熱源』
窪 美澄 『トリニティ』
私たちは、これからこの5作品を読み、検討会を行い、各作品にコメントと順位をつけて、事務局に提出します。
4月29日の本選会で、参加36校の代表が、自分たちの評価表に基づいて意見を述べ、4時間以上の議論を交わし、最後に「高校生が選ぶ直木賞」が決定します。
読書好きな全国の高校生と同じ作品について意見を交わす。今から楽しみで、わくわくします。
第7回高校生直木賞 選考メンバーになりました。
高校生直木賞とは、高校生が、高校生の視点で、直木賞の候補作を読み、独自に直木賞を選考しようという取組です。
所沢高校文芸部は、今回も選考メンバーとして参加します。
前回の代表生徒の感想が、文藝春秋社のサイトにアップされましたので、ぜひお読みください。
下記のリンクから、「これまでの様子」をクリック。さらに「第6回の開催レポートはこちら」をクリック。
俳句大賞 2学期の部 銅賞
第18回りんり俳句大賞 2学期の部で、
文芸部1年生森谷花さんが、銅賞を受賞しました。
http://www.rinri.or.jp/03expressive_education/haiku/kekka/1802nyuusyoukekka.pdf
滑り台枯葉に埋まる影のびる
所沢高校1年 森谷 花(文芸部)
公園の滑り台が枯葉に埋まっている。晴れた秋の日、陽が短くなり、さっきまで遊んでいた子供たちの姿も消え、滑り台は枯葉の上に長く影を伸ばしている……。
次第に傾く橙色の光の中に、子どもの明るくはしゃぐ声と枯葉を踏む音が残響のように聞こえて、しみじみと切ない。
りんり俳句大賞で銅賞
第18回りんり俳句大賞1学期の部で、
文芸部の1年生 森谷花さんが、銅賞に選ばれました。
入賞句
曇り空梅の実を蹴る止まれまで
今日は曇天で、気分も沈みがち。ふと、足元に転がっている梅の実を見つけて、蹴飛ばしてみる。「止まれ」の標識の所でうまく止まると、ちょっぴり気分がいい。
ベスト4の壁は厚かった。1対2で初戦敗退。
所高文芸部は、「第4回高校生万葉短歌バトルin高岡」で、 予選応募67チームの中から、本戦出場8チームに選ばれ、 8月23日に富山県高岡市で行われた決勝トーナメントに出場しま したが、残念ながら1回戦で、東京学館新潟高校に、 1対2で破れました。相手校は、 この大会3度目の出場となる強豪で、 3年生の男子3人のチームでした。
大会の結果は、準優勝が地元の強豪・富山中部高校、 優勝は埼玉の星野高校でした。
バトルの様子
さて、このような短歌の大会では、事前に作品を提出します。 生徒は与えられた題3つ(1回戦用、準決勝用、決勝戦用) について、それぞれ10も20も作品を作り、その中から、 顧問を交えて話し合い、どの作品を提出するかを決定します。
顧問に作品を見る目(短歌の力)があって、 もっと良い歌を選べていれば…。あるいは、 大会で歌人の方から指摘されたポイントを、 顧問が事前にちゃんとアドバイスできていれば…、 と自分の力不足を痛感しています。
応援してくださったみなさま、ありがとうございました。(顧問 佐藤功)
ちなみに、全国規模の短歌の大会には、次の3つがあります。 ぜひ、今後も、興味関心を持っていただけたらと思います。
◆全国高校生短歌大会(短歌甲子園)
岩手県盛岡市で開催。
今年で14回目と最も古い。
選手同士のディベートはなく、 審査員からの質問に答える形で試合が進む。
予選審査で21チームが選ばれ、大会当日に、予選リーグを経て、 8校で決勝トーナメント。
今年は67チームの応募があった。
◆牧水・短歌甲子園
宮崎県日向市で開催。
今年で9回目。
選手同士がディベートをする。
予選審査で12チームが選ばれ、大会当日に、予選リーグを経て、 4校で決勝トーナメント。
今年は54チームの応募があった。
◆高校生万葉短歌バトル
富山県高岡市で開催。
今年で4回目。
選手同士がディベートをする。
予選審査で8チームが選ばれ、大会当日は、 決勝トーナメントのみ。
今年は67チームの応募があった。
万葉短歌バトル 全国ベスト8 発表
https://www.kouko-tanka.jp/
今年は、埼玉県から、本校だけでなく星野高校も出場します。
本校は、3人のうち2人が1年生。ぜひ、切磋琢磨し、成長して帰ってきたいと思います。
文芸部 全国大会出場 「高校生万葉短歌バトル」
今年は、全国から67チームのエントリーがあり、予選審査を勝ち抜いた8チームが全国大会に出場します。
この大会は、伝統の「歌合」のルールを用いた3人1チームのトーナメント方式による対抗戦です。
高岡は、大伴家持が国守として5年間在任し、万葉集に収録された473首のうち223首を詠んだ万葉のふるさとなのだそうです。万葉集は、新元号「令和」の出典として、今年、特に脚光を浴びています。
審判員は、佐佐木幸綱さん、小島ゆかりさん、坂本信幸さんです。
がんばります。応援よろしくお願いします。
高校生直木賞全国大会レポート
第6回となる今年は森見登美彦『熱帯』が受賞しました。
実行委員会代表で、明治大学准教授伊藤氏貴さんのレポートの一部を紹介します。
「書物についての会話は、生きた者たち同士の間でも交わされ、しばしば熱気を帯びる。読んだものに関する自分の考えを外へ向かって押し広げてゆくのは、読書のもう一つの楽しみだ。毎年、高校生直木賞に参加した生徒たちは、議論をする各学校で、全国大会の会場で、その喜びを発見し、目を輝かせる。」
一般に、読書とは、個人的で内省的な営みだと思われがちですが、部活動であるからには、協働的な営みにしていかなければと思っています。
「オール読物」で紹介されました
本校が参加した高校生直木賞の様子が、「オール読物」6月号に紹介されました。
直近1年間の直木賞候補作から高校生たちがベストの1冊を選ぶ「高校生直木賞」の選考会が、4月28日に行われた。
選考会では、最終候補となった5作品を巡って序盤から熱い意見が交わされた。4時間を超える議論の末、森見登美彦さんの『熱帯』の受賞が決まり、森見さんの喜びの声が電話越しに会場へ伝わると、生徒から歓声が沸き起こった。(記事より抜粋)
なお、本校の代表は、前列右から2人目です。