生徒会日誌

生徒会日誌

活発な討議とは

後期生徒総会、白熱しました。

11月20日(水)に後期生徒総会が生徒会長により召集されました。

質問・意見が多数出され活気に満ちた生徒総会でした。近年総会の質が高まってきています。

議案に対する質問と討議には、まだまだ未熟な点もありましたが、提案者の回答に突っ込んだ質問を投げかける姿勢に活気が感じられました。

ややもすれば形だけに流れやすい総会を立派に運営できたのは、多くの会員の自覚があればこそですが、課題はあるものの生徒会本部の丁寧な準備と議事進行のルールを十分に理解して決して動揺することのなかった議長団によるところが大きかったと考えます。

ただ、ここで注意しておかなければならないのは、いまだ議事進行のルールを知らない会員が多いということです。それは今回の場合は、一事不再議の原則とそれに連動した動議でした。議長団の丁寧な説明にもかかわらず、会員のそれへの理解が不十分なため総会が混乱して、この件の関連で45分程度の時間がかかってしまったことは残念でした。もちろん提案者側に不備があるにもかかわらず提案していたことやそれを見逃し続けたクラス討議と模擬討議にも問題はあります。この点は、次回の反省としてほしいところです。

ちなみにこうした混乱程度では、生徒会顧問は総会運営に介入しないのが所沢高校です。「失敗させ,それを修正する」ことを大事にしています。総会後の反省会で、顧問から「皆さんは話し合いには慣れているが、議論には慣れていない」という指摘は的を射たアドバイスでした。

 

 

質疑応答後に討議

総会全景,中央が討議の場

会長,総会の意義を訴える

総会後の反省会

 

 

 

 

模擬討議

後期生徒総会 模擬討議

クラス討議を経て模擬討議が行われます。

模擬討議は、本番の総会を想定して本番さながらに討議を行うものです。

リハーサルも兼ねていますが、それよりもクラス討議で出された質問・意見に対する回答が、本部や各委員長たちによって確実に完成しているかを確認する場です。

このときに質問や意見に対して、納得できる回答をすることが出来なければ、総会までに検討・修正することが求められます。

また、提案側が全く気づいていない点を指摘されることもあり、総会で提案者が立ち往生することを防ぐ利点があります。

さらに総会運営上、適切でない質問・意見はHR通信などに回答が回されますので、それを区別する役割が模擬討議にあります。適切でないとはどういうことかというと、クラス討議など他の場所ですでに回答済みであったり、クラス討議段階で調べればわかるような言葉の意味を問うものなどです。

この日は、生徒会本部・監査委員・関係特別委員会委員長ら提案者にHR委員が集まり実施されました。丁寧な運営ぶりでした。

 

正面に議長団が並び第3号議案の討議を進めている場面です。

模擬討議終了後の反省会で後方に2年生HR委員が集まって話しています。

 

 

後期生徒総会模擬討議

 

熱のこもったクラス討議

後期生徒総会クラス討議

生徒総会に先立ちクラス討議が行われました。

クラス討議は、議案書の理解を深め、質問や意見を明確にし、生徒総会に備えるものです。

まさに所高らしい討議が行われた3年8組の様子を紹介します。

HR委員主導で、6限・7限をたっぷり使って議論が展開しました。さすが3年生という活発な、しかも深い意見・質問が出ました。

生徒会本部は、今総会から議案書の様式を一新し、クラス討議も小グループを作って意見・質問がしやすい方式に変更するというチャレンジをしました。

生徒会本部の準備は、初めての試みが多かったせいか不十分な点があったことは事実です。各HRに迷惑を掛けました。しかし、3年生ともなると、そうしたことが障害となることはなく進行する様子はさすがでした。

各グループで議案書検討

HR委員が巧みに進行

提案にある問題点を指摘

みんなで議論を深める

期待高まるバックアップ委員会

所高の躍動をその先へ繋げ!! 体育祭バックアップ委員会

 競技・オブジェの各担当会議が開かれました。

 バックアップ委員会は、体育祭と所高祭に存在し、委員会内の各係が来年度の具体的な計画を練ります。3 学期には、「実施計画書」を各HRに提案して、審議・承認を経て、体育祭と所高祭の各実行委員会にバトンが渡ります。 

会議で大事なことは「これをやりたい」・「これはやめよう」から始めてはいけないということです。また、想定される反対意見を恐れてはいけません。いたずらにまだ見ぬ反対意見を恐れるのは、委員会が、何を目的とし、どういう体育祭を創るのかということを信念をもって議論していない証です。さらに誠心誠意活動してゆけば、挑戦しなければならないことが必ず出てきます。そのときに、みんなに理解してもらうためには、実施計画が「これやりたい」・「これやりたくない」という私欲から出てしまっては、納得行く説明を生徒会会員にすることはできません。反対意見に対して、明解な説明ができないことはもちろんです。


さて、体育祭バックアップ委員会と体育祭実行委員会の来年度のスローガンは「研く」(みがく)です。先輩たちからつないできた「創る」➡「挑む」が、どういう発展を魅せるか期待しています。躍動をその先の所高へ!!

 

意見を出し合う競技・オブジェ各係

初めてのクラス討議説明会

7日(木)実施のクラス討議説明会が実施されました。生徒会本部初の試みです。

クラス討議は生徒総会を支えています。だからその質を高めたい。それが生徒会本部のこだわりです。

遠慮がちに説明する生徒会長に対して、3年生から「やってみて修正してゆけばよいのだから、やる前から取り越し苦労が多すぎるよ。あれもこれもと細かすぎるところまで気を遣わなくてもいいよ」、「挑戦する姿勢が尊いので、それが伝わってくるからもっと自信をもって訴えかけて」と激励の言葉が寄せられました。

 HR委員会全体会本部と4役による振り返り